ケイトとリサの姉妹は休暇でメキシコを訪れていた。リサは「君は退屈な人間だ」と彼氏ステュに言われて破局し傷心中。2人は飲んで踊って海辺で夜明かしした時、知り会った地元の青年からケージ・ダイビングについての話を聞く。ケイトはリサをケージ・ダイビングに誘う。リサは気乗りしなかったが、ケイトから「サメの写真を撮って彼氏に送ろう。退屈な女じゃないよと言おう。」と諭され渋々ダイビングに挑むことにした。翌日2人は地元の青年たちとテイラー船長の船に乗った。ケイトはテイラーに「2人ともダイビングをしたことがある」と言ったが、これは嘘であった。リサにはダイビング経験がなかったのである。ダイビングスポットに到着したとき、テイラーはサメをおびき寄せるための餌を撒き始めた。最初に潜ったのは地元の青年2人。青年たちが無事に帰還したのを見たテイラーは、リサとケイトを海底に送る準備を始めた。2人が檻の中に入り、水深5mの所から見た海の世界は素晴らしかった。ケイトに至っては、巨大ザメを見ても恐がるどころかはしゃいでいる。しかし船に戻ろうとした時、備え付けられていたケーブルの巻上機が壊れ水中に落下してしまい、2人はそのまま海底47メートルへと沈んでいった。しかも深過ぎて、船との交信ができない状態におかれてしまった。海面下40メートルまで泳いでいったケイトは、必死の思いで船との交信を試みた。テイラーは「ハビエルがスペアの巻上機をもってくるまで耐えてくれ。あと、サメがウヨウヨしているから、檻の外には出るな」とケイトに言った。極度の緊張下におかれた2人は、予想以上の量の酸素を消費してしまった。やがて、2人をハビエルのサーチライトが照らした。ハビエルは自分たちを視認できないのではないかと考えたケイトは、檻の外に出ようとしたが、彼女の酸素タンクは空に近い状態にあった。そこで、リサがケイトの代わりに檻の外に出ることとなった。サメが下から襲撃してくることを防ぐために、リサは海底に沿って光源へと向かった。
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