1571年のバクダット。哲学者アル・カレブはディー博士らからアラビア語の翻訳を依頼された。それはネクロノミコンの一部だった。カレブは声を出しながら、それを読んだら突然何かが現れて彼は殺された。500年後のアーカム市街。エレンがのネクロノミコンを見ている。そこには。3つの仮面が書かれていた。ヒプノスの仮面は、眠りを司り夜の天空で暴れる神を表す。それは悲しみを解き知恵を約束する。ナーブの仮面は、ねじれて変形している。それは貴方の顔を意味しており「彼ら」の存在に謙虚にさせる。ナイアラソテップの仮面は顔なしの神。狂気の丘の上で貴方の眼を開き、ビジョンを見せる。そして、それは混沌を越えた彼方へ貴方を誘う。エレンはナイアラソテップの仮面を持っており、外で儀式を行い、この仮面を被る。すると、ある田舎町に飛ぶ。エレンは案山子に向かって「許して、こんなはずでは。」と言って逃げ出した。エレンはがれきの街で軍隊の一兵卒ランドルフ・カーターに出会い助けを求める。ここは戦場のようだ。実はカーターの小隊4名が穴倉へ入っていって1時間以上戻らない。彼も助けてほしいと言った。そして、彼の傍らには古い本ネクロノミコンがあった。・・・
sireiike2
ラブクラフトのネクロノミコンのお話を原作にしたB級ホラーです。全然期待していなかったけど、意外と良いじゃありませんか。ド派手スプラッターとかビビらせる絶叫とか無いですが、深々と雪が降るような静寂感の中に死霊がやってきて、拷問されてゾンビ化していく軍の隊員たちが描かれています。そして、みんな奴ら(彼方の怪物たち)にネクロノミコンを渡したら、化け物が彼方(死の世界)からやってきて人類滅亡するって知っているのか?リレーのバトンのように渡して(カーター→サルガーリ隊長)、最後はヘンリーから修道院に。修道院ではネクロにミコンをばらして、世界各地へばら撒き、人類の安全を確保します。そして現代へ戻り、エレンは見たイリュージョンがヤバいと確信して、ナイアラソテップの仮面とネクロノミコンの断片を案山子に取りつけて一気に焼きました。これで、現代では脅威が去ったようです。でも、荒廃した未来の荒れ地。一人の男ことがネクロノミコンの一部を見つけ読んでしまいます。すると、お決まりの奴らがやってくるのでした。そんで幕。



2000年 アメリカ・イタリア合作 L'altrove、The darkness Beyond ★★★
監督、脚本、撮影:イヴァン・ズッコン
製作:イヴァン・ズッコン、ヴァレリオ・ズッコン
原作:H・P・ラヴクラフト
SFX:マッシモ・ストラーリ
出演:エマニュエル・セルマン ランドルフ・カーター
ロベルタ・マッレッリ エレナ
マイケル・セガール マイケル・サルガーリ隊長
ローラ・コラッティ ソニア、マイケルの妻。15年前に子供ヴァージニアを身ごもったまま死んだ。子供の魂は彼らに取られた?
ジュゼッペ・ゴッバート ウォレン、アル・カレブ、一人二役。