かつてのボクシング世界ヘビー級チャンピオン、アポロ・クリードの遺児アドニスは、亡き父の親友ロッキーの指導の下でコンラン戦の後、破竹の6連勝中。現世界ヘビー級チャンピオン・ウィラードとのタイトルマッチにも勝利し新王者となる。アドニスは恋人ビアンカと結婚し、やがて2人には娘が産まれる。娘はビアンカの持っている聴覚障害が遺伝していた。アドニスは父親になった不安と王者として守るべきものが増えたことに動揺する。一方、かつてアポロの命を奪ったロシア人ボクサー・イワン・ドラゴはロッキーとの試合に敗れ、国家的英雄としての地位と名誉を失いウクライナのキエフで貧しい暮らしを送っていたが、息子ヴィクターを最強の戦士に鍛え上げロッキーへの復讐の機会を伺っていた。・・・



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ロッキー・シリーズのスピンオフ映画『クリード チャンプを継ぐ男』の続編。ロッキーシリーズは、運命の糸に操られ因縁ばかりのボクシング・バトルになりましたね。弔い合戦に臨むドニーですが、(本人は違うと言ってますが、親父殺されて仇討の気持ちが無い訳は無い。)初戦は反則勝ちしたものの、パワーの違いがもろに出ちゃって、あばら折られて腎臓も損傷するドニー。もうちょっと続けていたら、親父と同じくあの世行きでした。そんで、ビビッて落ち込んで一時的にファイターじゃなくなりますが、娘を守ろうという気持ちから再び立ち上がります。ドニーはロッキーと砂漠のリングで猛特訓して体力アップ。そして、またロッキーと同じように、モスクワでの対戦になり、最終ラウンドでイワンからタオルが投げ込まれ、タイトルを防衛しました。このオチは、ヒーローはヤバくても勝つ、大衆に受けが良いお決まりのエンディングなんですが、それより、もういい加減に因縁は止めて、クリードだけで独り立ちさせた方が良いのでは?と思わせる映画でした。そしたら次は、マイケルがメガホン取るらしいです。『クリード』第3作が正式始動、マイケル・B・ジョーダン監督就任認める ─ 2022年11月米公開へ

2018年 アメリカ Creed II ★★
監督:スティーヴン・ケイプル・Jr
脚本:ジュエル・テイラー、シルヴェスター・スタローン
撮影:クレイマー・モーゲンソー
音楽:ルートヴィッヒ・ヨーランソン
出演:マイケル・B・ジョーダン アドニス・クリード
シルヴェスター・スタローン ロッキー・バルボア
テッサ・トンプソン ビアンカ
フィリシア・ラシャド メアリー・アン・クリード、アポロの妻
ドルフ・ラングレン イワン・ドラゴ
フロリアン・ムンテアヌ ヴィクター・ドラゴ
ブリジット・ニールセン リュドミラ・ドラゴ
マイロ・ヴィンティミリア ロバート・バルボア、ロッキーの息子、カナダに妻、息子と住んでいる。
ロビー・ジョンズ ローガン・バルボア、ロッキーの孫。