餌食となった犠牲者を心肺停止まで追いこんでは蘇生させ、相手が殺してほしいと懇願するまでその残酷な行為を続ける、という猟奇的な犯行を繰り返す殺人犯カスプ。悪魔のようなこの凶行を一刻も早く阻止するため、超能力捜査官のマヤが立ち上がる。カスプの最初の犠牲者だった彼女は、1年間の昏睡状態に陥った際に他人の内面世界へ入り込む不思議な能力を身につけていた。それを活用しながらカスプを追いつめるも、あと一歩のところで取り逃がしてしまうマヤ。やがて、再び犯行に及んだカスプは、彼女に対してわざと手掛かりを残していく。それでもマヤは手掛かりをもとにカスプを追跡するのだが…。



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今回の他人の心に入り込むマヤは、1のキャサリンとは違います。彼女は以前カスプという連続殺人犯に捕えられて死と蘇生を何回もさせられたので超能力が身に着いたのです。人の持ち物を触って寝るとその人の過去や現在が見えるのです。1のキャサリンは自分の能力では無くてハイテクで人の心に入っていましたから、根本的なパワーが違いますね。(因みに1では初体験のピート刑事も犯人の中に入りましたし。)この2では映像的な奇抜さは無くて、単なるサイコ・サスペンスものって感じで、かなりスケールダウンしました。良く調べてみるとこの作品はビデオスルーでした。なるほど、だから低予算で2匹目のドジョウ狙いなんだ、笑。あと、ヒロインのマヤ役テッシー・サンティアゴは昔のサンドラ・ブロックとどことなく似てる美人さんでした。

2008年 アメリカOV THE CELL 2 ★★
監督:ティム・イアコファーノ
脚本:アレックス・バーダー、ロブ・リノウ、ローレンス・シルヴァースタイン
撮影:ジーノ・サルヴァトーリ
音楽:ジョン・マッサリ
出演:テッシー・サンティアゴ マヤ
フランク・ホエーリー ダンカン保安官代理、実はカスプ本人。
クリス・ブルーノ ハリス保安官
マイケル・フリン ケッセルFBI捜査官、スカイラーの上司。
バート・ジョンソン スカイラーFBI捜査官。化学工場でペネロピとマヤを見つけたがダンカンに背中を斧で刺され死亡。
エイミー・ウォルデン ペネロピ、ハリス保安官の姪っ子。