エンタープライズ号の船長であるカークの新たな任務は、ティナクシー星人とフェノピアン星人の和平調停だ。カークはフェノピアンからの贈り物として、古代の兵器をティナクシー星人に手渡そうとするが、ティナクシ星人のリーダーは逆に怒り心頭、カークに襲いかかる。カークは調停が徒労となったことを悟るとエンタープライズ号に帰還する。そこへ異星人カラーラの遭難信号を受信した司令部から連絡が入った。カラーラの仲間がアルタミド星系で遭難してしまい、救助を依頼されたのだ。惑星連邦からの指示で、エンタープライズはヨークタウン基地で補給後、救出に向かうことになった。ヨークタウン基地でエンタープライズのクルーは久しぶりの休暇を得たが、副長のスポックは付き合っている通信士のウフーラに別れを切り出した。ウフーラはスポックからプレゼントされたネックレスを返そうとする。しかしスポックは『バルカン人は一旦貰った贈り物を返す習慣はない』と言い、ネックレスの返却を断った。更にスポックにはスポック大使(平行宇宙から来たもう一人のスポック)が亡くなった知らせが入る。この一件でスポックは、船を降りてバルカンに帰ることを考え始めた。一方カークは上官であるパリス准将に5年間の宇宙探索が終わった後、エンタープライズ号を下りて副提督へと進みたいと嘆願する。そして、エンタープライズの艦長にはスポックがふさわしいとの助言をしていた。エンタープライズは補給が終わり、カラーラを同乗させアルタミド星系へ向かうが、星に着く前に謎のエイリアンの大群に襲われた。・・・



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本作は劇場版『スタートレック』の第13作目に当たり、「ケルヴィン・タイムライン」シリーズの第3作です。本作で、一番驚いたのがヨークタウンのCG造形。人工的な光の空の中に他の都市が浮かびこんでいます、これは素晴らしかったね。遠目に見ると宇宙ステーション級かなと思いましたが、スケールが全然違っていて、スターウォーズのデススター並みの宇宙要塞都市でした。

2016年 アメリカ Star Trek Beyond ★★★
監督:ジャスティン・リン
脚本:サイモン・ペッグ、ダグ・ユング
原作:ジーン・ロッデンベリー
製作:J・J・エイブラムス、ロベルト・オーチー、リンジー・ウェバー、ジャスティン・リン
撮影:スティーヴン・F・ウィンド
音楽:マイケル・ジアッチーノ
出演:クリス・パイン ジェームズ・T・カーク
ザカリー・クイント スポック
カール・アーバン レナード・マッコイ
ゾーイ・サルダナ ウフーラ、スポックの恋人
サイモン・ペッグ モンゴメリー・スコット
ジョン・チョー ヒカル・スールー
アントン・イェルチン パヴェル・チェコフ
イドリス・エルバ クラール、アルタミッドを根城にする謎の男。
ジョー・タスリム マナス、クラールの右腕。
ソフィア・ブテラ ジェイラ、あるタミッドに墜落したエンタープライズの乗務員を助ける。昔のUSSフランクリンを家にしている。
メリッサ・ロクスバーグ シル少尉、エンタープライズの乗組員で、ティーナックスの遺物(兵器)の実験台にされた。
ショーレ・アグダシュルー パリス准将、宇宙基地ヨークタウンの司令官。