ある日、吉野市の推理作家の先生(横溝正史本人)の所へ名探偵金田一耕助が訪ねてくる。そこで金田一はしばらくアメリカへ旅に出るつもりである事を告げる。パスポートの写真を撮るために、先生が薦める本條写真館へ赴く金田一。そこから事件が始まる。写真館を訪れた金田一にその写真館の主人・本條徳兵衛は、風鈴を落とされて殺されそうになったので調査して欲しいと依頼する。金田一が写真を撮ったそのすぐ後に、女性が写真館を訪れる。その女性は「結婚写真を撮りたいので、ある場所に夜来て欲しい、今夜写真館に迎えの者をやる」と告げ、消えて行った。そのある場所とは「病院坂」と呼ばれるようになった場所で、誰もが空き家と考えていた法眼家であった。その日の夜、男が写真館を訪れ、その廃屋とも呼べる場所で結婚写真を撮る。そして写真が出来上がる2日後、廃屋を再び訪れた写真屋の若主人・直吉は、風鈴のように吊り下げられたその男の生首を発見することとなる。警察では捜査本部が設けられ、等々力警部の指揮のもと捜査が開始される。写真に写り、殺されていた男は山内敏男で、ジャズバンドのメンバー、トランペット吹きであった。そのバンドメンバーとして妹の小雪、吉沢などの名前が浮かんでくる。等々力警部の捜査が続く中、本條徳兵衛、吉沢などが殺されていく。自分に調査を依頼していた本條の死を聞いた金田一は呆然とする。そして、写真館で下働きをしていた黙太郎の協力の下に金田一は調査を行っていく。・・・



推理作家役で、原作者・横溝正史自身が冒頭とラストで登場してます。流ちょうな東京弁ですね。でも彼は神戸生まれでしたが。さて、犯人は横溝作のご多分に漏れず、中年の法眼弥生でした。しかし、弥生は義理の父、五十嵐猛蔵に犯されて15歳で出産、その子・冬子は自分の嫁いだ夫・法眼琢也の妾になっていたとはね。複雑すぎるなぁ、笑。ネタばれは、ウィキ参照。

1979年 日本
監督:市川崑
原作:横溝正史
脚本:日高真也、久里子亭
撮影:長谷川清
音楽:田辺信一
音楽プロデューサー:大橋鉄矢
出演:石坂浩二 金田一耕助
佐久間良子 法眼弥生
桜田淳子 法眼由香利・山内小雪、一人二役
菊地勇一 法眼琢也
入江たか子 五十嵐千鶴、弥生の実母
河原裕昌 五十嵐滋
久富惟晴 五十嵐猛蔵もうぞう
三条美紀 田辺光枝
萩尾みどり 山内冬子、小雪の母
あおい輝彦 山内敏男、小雪の兄だが血は繋がってない。
加藤武 等々力警部
大滝秀治 加納巡査
草刈正雄 日夏黙太郎もくたろう
小沢栄太郎 本條徳兵衛
清水紘治 本條直吉
小林昭二 三之介、弥生に使える人力車ひき。
白石加代子 宮坂すみ
ピーター 吉沢平次
横溝正史 老推理作家
中井貴恵 妙(たえ)ちゃん、推理作家の姪っ子、薬物学の学生。