NYに住むサマンサ(保育園の先生)と小説家志望のクレイグは何不自由ない生活を送っていたが不妊に悩んでいた。産婦人科医は若く健康な身体を持つサマンサには、体外受精の可能性が十分にあると説得する。わずかなチャンスにもすがる思いで、ふたりは紹介された湖畔の小さな田舎町、レイクビューのクリニックに向かう。小さな町には不釣り合いの威容を誇るその病院には、不妊治療のための最良の環境と最新鋭の設備が用意されていた。女医のリーズは、サマンサのホルモン状態は良好、妊娠の可能性がきわめて高いことを告げると早速体外受精を施すため諸々の検査を始める。…が、リーズは怪しげな形をした円筒形の血液サンプルを取り出し、秘密裡にふたりの精子と卵子、そしてその血液とのDNA適合操作を行い受精させると、2つの最良の受精卵をサマンサの子宮に戻した。やがてリーズから懐妊の知らせを受けたふたりは、喜びを隠しきれないまま町のパーティーに出席する。クレイグは不動産屋のベティから、ひとりの紳士を紹介される。アール・シドニーと名乗るその男は大企業家で、しかも出版業も手がける有力者だった。千載一遇のチャンスとばかりにクレイグは、自分の小説に対する思いを伝えると、シドニーは1度オフィスを訪ねるように彼に告げた。ふたりはひとまずニューヨークへ戻るが、部屋が何者かにめちゃくちゃに荒らされていて愕然とする。途方に暮れ、落ち込んでいるとたまたま留守電に入っていたベティから、湖畔に面した物件が好条件で空いたというメッセージが。荒らされた部屋で日々の生活を送るのは無理と判断したふたりは、すぐにベティに連絡をとり、家を借りる意志があることを告げる。出版エージェントのサミュエルと共にシドニーのオフィスを訪ねたクレイグは、その才能に惚れこんだシドニーから、次回作に10万ドルの前金を渡す用意があると告げられる。一方クリニックで検査を受けたサマンサは、リーズ医師からお腹の赤ちゃんは「双子」であると教えられる。その頃、シドニーに漠然とした疑念を抱くサミュエルは、彼の所有する研究所がクローンやDNAに関するものであり、しかもサマンサが通うクリニックと同じ場所にあることを突き止めた。・・・
やけに親しくしてくるレイクビューの人々。実は悪魔崇拝者だった、、、というプロットは「ローズマリーの赤ちゃん」と同じです。その後、聖ローズマリー・カトリック・スクールが出てきたのには、笑いました。全体はまったり進んでいき、カルロ神父がサマンサに真実を教えて毒を飲ませようとするシーン、そして火をつけるシーンだけがスリリングでした。そしてサマンサは夫に助け出されましたが、病院もカルロ神父が焼身自殺して使用不能。陣痛が起こり、やむなく救急車の中でお産するのですが、取り上げた産婆さんと旦那の驚いた顔が意味不明でした。出てきた子供は化け物なのか???と思わせましたが、その後のシーンは4年後のNYハロウィンのパーティーに飛びます。サマンサの双子の女の子を虐める悪魔の格好をしたルーク。怒った二人が睨みを効かせると、ルークの顔は怪物になりました。それを見たサマンサは、やはり悪魔の子だと確信して、、、幕でした。あと、悪魔崇拝者のトップ・シドニー役を演じたデヴィッド・ヘミングスは、本作の撮影中に心臓発作で急死、これが遺作となったとか、魔界からお呼びがかかった?、、、怖っ。
2004年 イギリス製作 Blessed ★★
監督:サイモン・フェローズ
脚本:ロバート・メアーンズ、ジェイソン・ロスウェル
撮影:ガブリエル・コサス
出演:ヘザー・グラハム サマンサ・ハワード
ジェームズ・ピュアフォイ クレイグ・ハワード、サマンサの夫
アンディ・サーキス カルロ神父
デビッド・ヘミングス アール・シドニー、コングロマリットのCEO、悪魔崇拝者。
フィニュラ・フラナガン クレイグのエージェント、アールに殺される。
ステラ・スティーブンス ベティ、レイクビューの不動産会社
デボラ・ウェストン 病院のリード医師。悪魔崇拝者
2004年 イギリス製作 Blessed ★★
監督:サイモン・フェローズ
脚本:ロバート・メアーンズ、ジェイソン・ロスウェル
撮影:ガブリエル・コサス
出演:ヘザー・グラハム サマンサ・ハワード
ジェームズ・ピュアフォイ クレイグ・ハワード、サマンサの夫
アンディ・サーキス カルロ神父
デビッド・ヘミングス アール・シドニー、コングロマリットのCEO、悪魔崇拝者。
フィニュラ・フラナガン クレイグのエージェント、アールに殺される。
ステラ・スティーブンス ベティ、レイクビューの不動産会社
デボラ・ウェストン 病院のリード医師。悪魔崇拝者
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