ずっと人が住んでいず幽霊屋敷という噂があるウォルター・ヴァン・ヴューランの屋敷に電気工事に行く男。地下室に入った時、誤って金のメダリオンを石の壁から落としてしまう。その後ブレーカーを修理している時、後ろから奇妙な男に押され感電死してしまった。数日後、大学生のリックらカップル2組は不動産屋のホスキンスから1万ドルでビューランハウスの内装工事を請け負った。その家に寝泊まりしても良いとの条件で、オーウェンなんかは寮を引き払ってきていた。到着した日オーウェンは書斎で、この屋敷で17世紀に悪魔のミサが行われていたことを知る。彼は魔術の論文を執筆している最中だったので知識があったのだ。そして、その日を境にシャワー浴びているスーザン(小さいおっぱい可愛い)の背中に手首が這う、タミーの人形が夜中に動いて抱き合う、オーウェンが地下室で女の幽霊を見るとか怪奇現象が乱発する。オーウェンはこの屋敷は、悪魔と人間が乱交する穢れた場所だと確信して、以前心霊を研究していたレイモント教授に相談する。・・・



見始めて結構画質が良いなと思ったら、なんと2000年の映画でした。特殊メイクのチープさなんかや雰囲気は80年代前半っぽい作りなんでね。順に見てて、主人公はリックとスーザンだなと思っていると違っていました。リックは悪魔に度々憑依され絶倫になりスーザンともタミーとも寝ますが本人記憶無し、最低爆笑。その挙句スーザンを長い舌で絞め殺し、悪魔がずっと憑依し続けて最後は地下室でオーウェンを殺そうとした時にタミーにツルハシを脳天にぶち込まれて即死。本人意識無しに殺されてしまいました、最低。じゃあ、オーウェンの先生、ラモント教授は主人公かっていうと、彼はヘルハウスのように屋敷に機械持ち込んで心霊調査しますが、霊は殺さないと安穏と発言している内に後ろからエヴリンの霊に顔を切り裂かれて即死しました。不動産屋も警官もやられ、結局悪魔のヴューランの末裔の女性リディアが、地獄の門を封印するメダリオンを持って地獄へ飛び込み、門を閉めて一件落着。しかし生き残ったオーウェンとタミーは殺人罪で刑務所行き。刑務所に行く前に結婚がしたらしいですが、悲惨な人生になりましたとさ。でもね、この主人公が誰か分からない?テンション上がらず、ラストを迎えるってのは観客にすると拍子抜けなんですねぇ。グイグイ引っ張るテンションが皆無なんで、スプラッターが有っても、なんかホラーコメディみたいな映画になってると思いました。

2000年 アメリカ映画 THE DOORWAY ★★
監督:マイケル・B・ドラックスマン
製作:ロジャー・コーマン
脚本:マイケル・B・ドラックスマン
音楽:デレク・グリッソン
出演:ロイ・シャイダー ラモント教授
ドン・マロニー オーウェン・マッコイ、タミーに気が有る。論文「植民地時代の魔術について」を執筆中。
ローレン・ウッドランド タミー、数学専攻の大学生。
クリスチャン・ハーモニー リック
スザンヌ・ブリッジハム スーザン、リックの恋人
テレサ・デプリースト テレサ(レイモント教授の助手)とイブリン(この屋敷の最初の持ち主ウォルターの妻、悪魔崇拝者)の一人二役。