源博雅は旧知の安倍晴明の屋敷を訪れ、都に鬼が現れて人を襲っていることを語る。晴明は博雅の依頼を受けて、右大臣・藤原安麻呂(やすまろ)の屋敷を訪れ「夜な夜な屋敷を徘徊する娘・日美子(ひみこ)に鬼が憑いているのではないか?」と相談を受ける。晴明は日美子が鳥の傷を癒す不思議な力を目の当たりにして、安麻呂に心配することはないと告げる。一方、博雅はある夜、美しい琵琶を奏でる青年・須佐(すさ)と出会い自身の笛と共演し悦に入っていった。(このシーンのハーモニーはかっこよかった。)晴明は朝廷に保管されている天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)に異変が生じていることを帝に告げるが、天叢雲剣に異変は見当たらず、帝は鬼退治を優先するように命じる。晴明は博雅と共に天叢雲剣の調査を続けるが、そこで鬼に襲われた人々が日本神話の神々の子孫だと知る。更に安麻呂の屋敷を訪れた晴明は、彼から日美子が実の娘ではなく、天叢雲剣を手に入れるために朝廷が滅ぼした出雲族の生き残りだと聞かされる。一方、平為成は晴明を追い落とすため、都で評判となっている術師・幻角を雇い入れるが彼の正体は出雲族の王だった。彼は息子の須佐を鬼に変えて神々の子孫を襲わせていた。須佐がこのまま神々の子孫8人食えば、彼は荒ぶる神・スサノオに変身する。そして須佐=スサノオに大和の朝廷を滅ぼそうと画策していたのだ。



晴明は日美子に出生の秘密を教え彼女を連れ出雲族の跡地を訪れる。そこで日美子の亡母・月黄泉の霊魂を呼び寄せ、「スサノオを蘇らせるためには須佐が日美子(天照大神、あまてらすおおかみ)を食らう必要がある。」と聞かされる。そこに幻角が現れて須佐に襲わせようとするが、須佐は姉を襲うことを拒む。しかし、日美子は苦しむ須佐を救うために犠牲となる。スサノオの力を手にした須佐は、幻角と共に都を襲い天叢雲剣を手に入れた。晴明はスサノオを鎮めるために、博雅と共に天照大神(日美子)を呼び戻すため天岩戸(あまのいわど)を開こうとする。それに気付いた幻角は天叢雲剣で晴明を刺し重傷を負わせてしまうが、彼の血を浴びたことで天岩戸が開き、天照大神=日美子が現れる。天照大神はスサノオの力から解放して須佐を救い、父を恨んではいないことを伝え、母・月黄泉と共に現世を去っていく。幻角は反省して自身の力を使い晴明に命を吹き込み、出雲の神殿で琵琶を弾きまくり人知れず息を引き取った。その琵琶の音色の効果か?意識を回復した晴明は、屋敷で博雅と共に楽しく酒を飲み交わすのだった。・・・幕

陰陽師の続編。メインの2人はおんなじです。大和に惨殺された出雲の幻角王がスサノオを復活させて、都滅亡を目論むってお話。オイラは日本神話は余り詳しくないので、1の方が分かりやすかったね。それに、1のような悲恋的な味わいも無かった。でも、準主役の深キョン=日美子の事を清明が「鬼も驚く男(おのこ)姫」と言ったのには笑いました。だって彼女は平成の肉食系女優と言われていましたから、男姫はぴったしじゃないですかーーー。



2003年 日本・東宝 ★★
監督:滝田洋二郎
製作総指揮:植村伴次郎
企画 : 近藤晋
脚本:滝田洋二郎、夢枕獏、江良至
原作:夢枕獏『陰陽師』(文藝春秋刊)
撮影:浜田毅
音楽:梅林茂
出演:野村萬斎 安倍晴明
伊藤英明 源博雅
今井絵理子 蜜虫
藤原日美子:深田恭子
市原隼人 須佐
鈴木ヒロミツ 平為成
螢雪次朗 帝
笹田かりん アメミコ
横山一敏 スサノオ