深夜のパリの薬局に麻薬中毒の少年少女達が薬欲しさに乱入するが、警官隊が到着したことによって銃撃戦となる。彼らは警官隊からの銃弾に全て倒れたかに見えたが一人残った少女が警官を射殺してしまう。警察署に連行された少女は、取調室で刑事に名前を聞かれた際に男性名の「ニキータ」と名乗り、それが彼女の呼び名となった。ニキータに無期懲役の終身刑が下り、護送されて目が覚めると殺風景なベッドルームに入れられており、ボブという政府の秘密警察を名乗る男が現れる。彼女は既に戸籍から死亡と自分の記録を消され、別の人間として政府に雇われた工作員としてここで訓練を受けて生きるか、それとも本当に死ぬかの選択を迫られる。ニキータは反抗し逃げようとするが叶わず訓練を受けることとなる。3年後、ニキータの誕生日。ニキータはお祝いにとボブに街の高級レストランに連れて行かれ突然暗殺の指令を受ける。更に暗殺したまでは良かったが、脱出する窓は壁になって出られず、必死に逃げてきた。これが最後の訓練であり秘密訓練所を卒業した。ニキータは、工作員ジョゼフィーヌというコードネームと、看護士マリーという表の身分を持たされ、街で一人暮らしすることになった。そしてスーパーのレジ係・マルコをナンパして同棲生活を始めた。しかし、それでも工作員としての仕事は与えられ、マルコに隠しながらの二重生活が始まった。・・・



リュック・ベッソン監督の出世作。この映画で、一番凄いのが銃撃戦の音。太く重く響く銃撃音は、腹にズシリと応える迫力でした。あと、チンピラ娘・ニキータがボブや工作員養成所の先生に仕込まれて変わっていく所は、女性の七変化と相まって中々落差が激しいですな、笑。

以下、ウィキよりトリビア。
ベッソン監督はDVDのインタビューで、「『ニキータ』は僕にとって、自分を壊して飛び出した作品。僕の作品は『ニキータ』以前と『ニキータ』以後で分けられる」と語っている。この作品のヒットによって、ベッソン監督は『レオン』をハリウッドで撮ることになった。
後半で当時現行型のメルセデス・ベンツ・Sクラスが登場するが、銃撃され壁を突き破る破壊シーンでは、古いローバーにベンツのパーツをかぶせたニセ車が破壊されている。このニセ車は、元々アラン・ドロンのテレビドラマのために制作され、映画用に修正を加えた。作品中は高価なSクラスが派手に破壊されているように見えるが、実際には邦貨換算60万円程度の予算でこの映像が実現できている。

1990年 フランス映画 Nikita ★★★★
Directed by Luc Besson
Writing Credits:Luc Besson
Music by Éric Serra ... (as Eric Serra)
Cinematography by Thierry Arbogast ... director of photography
Cast: Anne Parillaud ... Nikita / Marie Clément
Jean-Hugues Anglade ... Marco
Tchéky Karyo ... Bob (as Tcheky Karyo)
Jean Reno ... Victor nettoyeur
Jeanne Moreau ... Amande