ロンドンで作家のジョン・モーラーの殺人未遂事件が発生。パリから研修に来ていたパリ警視庁のブリュネル警部はロンドン警視庁と共にこの事件の捜査に当たる事になる。ブリュネルはモーラーの日記と彼のカウンセリングを担当していた精神科医ゾンフェルド医師の証言から、モーラーが念力の持ち主であり、その念力が様々な災いを生み出すという恐るべき事実を知る。数日前に発生した旅客機のビル激突事故や月に飛んでいたアキレス6号の事故も彼の念力による仕業だった。現在モーラーは意識不明で入院中なのだが、何故か脳だけは活発に動いていた。



ブリュネルはモーラーを殺そうとしたのがゾンフェルドと睨み、その内彼女は自白した。彼女は旅客機を激突した幻影をモーラーに見せられて、更に次のターゲットを聞いてモーラーを抹殺しようと決意したのだ。それは、ミンスター寺院で大聖堂の改修費が300万ポンド集まったのを記念して、首相や女王を招いた盛大なミサが行なわれる事になっており、寺院を崩落させることだった。ゾンフェルドはモーラーを殺しに再度病院を訪れるが出来ず、自分のデスクで自殺してしまう。モーラーの次のターゲットを知ったブリュネルは警視総監と共にミサを中止させようとするが、司祭や地元警察の信用が得られずに失敗。女王陛下は何とかブリュネルの部下が止めたが、多数の出席者が聖堂の中に入ったところで聖堂は崩落。列席者を避難させようとした警視総監も崩落に巻き込まれて死亡してしまった。ブルュネルはその最中に病院に駆け付け、モーラーの生命維持装置を引きちぎり死に追いやることで、これ以上の犯行を食い止めようとする。しかし何故かモーラーは死なず、それをあざ笑うかのように昏睡したまま次のターゲットである原子力発電所「WINDSCALE」をメモに記した。・・・幕

警部役のリノ・ヴァンチュラは刑事コロンボみたいに容疑者にくっついてると感じて、前半でゾンフェルドさんが怪しいと感じました。ただ、モーラーの殴られる前の言葉が女性に対してじゃないように思えましたがビンゴでした。この映画は犯人探しじゃなくて、モーラーの恐怖がメイン。911みたいな旅客機ビル突っ込みや、大迫力の大聖堂崩落は起こっちゃうし、ラストのウィンドスケールはゾッとしました。この映画の製作年度は1978年。スリーマイル島原子力発電所事故のイメージかなと思ってましたが、それは1979年3月28日でした。場所はアメリカですが、なんか予言しているようですね。オイラ達にとっては福島第一原子力発電所事故ですけど。しかし、この主役2人、リチャード・バートンVSリー・レミックって、エクソシスト2VSオーメンと思ってしまうのは、オイラだけでしょうか、笑。

1978年 イギリス・フランス映画 劇場未公開・TV放映 THE MEDUSA TOUCH、LE GRAND MENACE ★★☆
監督:ジャック・ゴールド
原作:ピーター・ヴァン・グリーナウェイ
脚本:ジョン・ブライリー
撮影:アーサー・イベットソン
特撮:ブライアン・ジョンソン
編集:イアン・クラフォード
音楽:マイケル・J・ルイス
出演:リチャード・バートン ジョン・モーラー
リー・レミック ドクター・ゾンフェルド
リノ・ヴァンチュラ ブリュネル警部
ハリー・アンドリュース 警視総監
マイケル・バーン ダフ
マリー=クリスティーヌ・バロー パトリシア
ジェレミー・ブレット パリッシュ
ゴードン・ジャクソン Dr.ジョンソン