病院へ駆け込んで来たマイケル少年は、父親のタッカー教授がハウエル博士とつかみ合いの喧嘩をしているのを目撃する。父は「ハウエルの研究は、副作用を過小評価し過ぎで危険だ。」と批難し、ハウエルは「俺の研究発表を邪魔をするなら殺す。」と言い放った。そして汗まみれのマイケルの姿を確認するとシャワーを勧めた。シャワー中のマイケルにハウエルは注射をし、無意識状態の彼を縛りつけ洗脳実験を施す。マイケルはハウエルの車で家へ帰され、無意識のまま両親をショットガンで殺して、精神病院に収監されてしまう。7年経ちハウエルは、ある島に大きな精神病院を築いて、遺伝子組み換えの実験を続けていた。病院を退院したマイケルは彼女のサンディ、ルーカスとその彼女ジニーとフェリーで島へ向かう。甲板では精神病院の車に乗っていたスパイダーとジャニングスがマイケルたちと喧嘩。島に上陸したマイケルはスパイダーとカー・チェイスを展開した。地下壕を見つけ探検するマイケルたちはバイクに乗ったスパイダーとジャニングスに追いかけまわされ、ジニーが頭を損傷する。ルーカスは怒って、ジャニングスを鉄棒で串刺しにした。スパイダーはジャニングスの死体を病院へ持っていくが、ハウエルは相手にせず、逆に彼を処分しようとした。スパイダーは逆襲し、ハウエルによって作られた改造人間たちを解放する。・・・


ホラー映画全盛期の80年代のスプラッター・ムービー。マイケルがハウエル博士に洗脳されて両親をショットガンで撃ち殺すシーンとか、ハウエル博士の第一号患者の脳が大爆発とか、ドSの看護婦がめった刺しで血まみれで廊下で死んでるシーンとか、中々凄かったですね。もしかしたら、同じニュージーランドで、4年後デビューしてくるピーター・ジャクソン監督(ロード・オブ・ザ・リング・シリーズの)の「バッド・テイスト」に影響を与えたかもしれませんね。

maidoc
1983年 ニュージーランド映画 DEATH WARMED UP ★★
監督:デヴィッド・ブライス
製作:マーリー・ニューイー
脚本:マイケル・ハース、デヴィッド・ブライス
撮影:ジェームズ・バートル
音楽:マーク・ニコラス
出演:マイケル・ハースト マイケル・タッカー 、ハウエルをメスでめった刺しして、本懐を遂げるもたまたま電線が落ちてきて感電死した。
マーガレット・アンバース サンディ、マイケルの彼女。4人の中で唯一生き残る。
ウィリアム・アップジョン ルーカス、マイケルの友達。スパイダーに斧を腹に打ち込まれて絶命する。
ノレッラ・スコット ジーニー、ルーカスの彼女。改造人間を火あぶりにしたまでは、流石だが火種が燃え移って自分も火だるまになる。
ゲーリー・デイ アーチャー・ハウエル博士 
デヴィッド・レッチ スパイダー、ハウエルの改造人間だが、未だまともな方。最後はマイケルに皆殺しだと言って消えちゃった。生死は不明。
デビッド・ウェザーレイ タッカー教授、マイケルの父
ティナ・グレンヴィル ネッティ・タッカー、マイケルの母