イタリア・ローマの中華レストラン「上海」は、その土地を狙う地元のギャング(地上げ屋)に毎日の様に執拗な嫌がらせを受け、客も恐がって殆ど来なくなり閑古鳥の鳴く状態が続いていた。亡き父の後を継いだ女店主のチェンは叔父の香港の弁護士に相談すると、急病で来られなくなった弁護士の代わりに従兄のタン・ロンがやって来た。弁護士を頼んだはずが、やってきたのはいかにも田舎から出てきたばかりの風貌の青年。おまけに異国の地の言語・習慣の違いに戸惑いドジをふむタン・ロンに初めのうちはチェンは呆れ、空手を嗜むジミーやトニーらレストランの従業員達は馬鹿にする。しかし、ある夜ギャングの送り込んだチンピラ集団をタン・ロンは鮮やかなカンフーで簡単に倒すと一転従業員から尊敬されるようになり、タン・ロンの飾らない性格にチェンは淡い気持ちを抱くようになる。タン・ロンが加わった事でチェンと従業員達はギャングに立ち向かう決意を固めるが、叔父で調理担当のウォンだけは頑なに反対。そのうちタン・ロンの暗殺計画、チェンの誘拐等、ギャングの手口はエスカレートしていくが、タン・ロンの拳法と機転により、ことごとく失敗。引き下がれなくなったギャングのボスは最終手段として、アメリカ人の屈強な空手の達人・コルトを呼び寄せる。ギャングの罠によってコロッセオに誘い込まれたタン・ロンは、コルトと一対一の決闘をすることになる。・・・


ローマロケをして雰囲気は異国情緒が漂っていますが、脚本の捻りはイマイチですね。レストランを守るってシーンがずっと続いてますよ。また、ラスト以外のカンフーは前作の武道家同士の迫力には及ばず、素人っぽくて小粒になりました。その分、ラストの子猫の叫びで始まるコロッセオの死闘は語り草になりましたがね。

1972年 香港映画 猛龍過江、The Way of the Dragon ★★
監督・脚本:ブルース・リー
製作:ブルース・リー、レイモンド・チョウ
音楽:ブルース・リー、ジョセフ・クー
撮影:西本正
武術指導:ブルース・リー、ユニコーン・チャン
カラミ:ユン・ピョウ、ユン・ワー、ラム・チェンイン
主演:ブルース・リー タン・ロン(唐龍)
ノラ・ミャオ チェン(陳清華)
ユニコーン・チャン ジミー
トニー トニー・リュウ
チャック・ノリス アメリカ人武術家・コルト
ボブ・ウォール ヨーロッパ人武術家・フレッド
ウォン・インシック 日本人武術家・長谷平
ウェイ・ピンアオ ギャングの手下・ホー、オカマで嘘ばかり、最後はボスに殺される。
ウォン・チュンスン ウォン伯父(王叔)、こいつは実は裏切り者で店が売れたら金貰って香港に逃げるつもりだった。ボスに射殺される。
ジョン・ベン ギャングのボス、警察に逮捕される。
マリサ・ロンゴ ローマの娼婦、タン・ロンを誘って脱ぐが、彼はビビって逃げ出した、笑。