カーク提督たちはジェネシス装置をめぐるクリンゴン人との戦闘でエンタープライズ号を自爆に追いやられたが、逆にクリンゴンのバード・オブ・プレイを分捕り、スポックの故郷であるバルカン星に滞在していた。バルカンに伝わる儀式で魂と肉体を再結合させ、記憶を取り戻したスポックには自分たちの人生を犠牲にしてまでスポックを救ったクルーたち人間の行為が理解できない。彼らは分捕ったクリンゴンの船に「バウンティ号」と名付け、エンタープライズ号を勝手に動かした罪で軍法会議を受ける覚悟で帰国することにした。その頃地球には謎の探査船が接近していた。あまりにも強力な謎の電波を発しているため、地球の大気はイオン化され停電、すべてのシステムが停止してしまった。「滅亡寸前の地球に近づくな。」という警告を大統領から受けたカーク提督らクルーたちは、探査船の目的がザトウクジラであることを突き止める。探査船を送ってきた宇宙人は、太古よりザトウクジラと交信していた。その交信が途絶えたためザトウクジラ達を案じて、やってきたのだ。しかしそのザトウクジラは21世紀にすでに絶滅してしまっていた。エンタープライズのクルー達は23世紀の地球を救うために20世紀末の地球に行き、絶滅前のザトウクジラを連れ帰ろうとタイムワープを敢行し、1986年のサンフランシスコに降り立つ。・・・


この映画はメッセージ性の強い作品でした。冒頭に爆発炎上したチャレンジャー号の乗組員の勇気に捧げると出てきます。そして内容は、21世紀に人間がザトウクジラを絶滅させたから、23世紀にザトウのお友達が宇宙から飛来「おい、仲間は人間に殺されたんだ、ならば復讐だ。」って内容でした。結局カーク船長が21世紀からザトウのつがいを連れてきて、事無きを得ましたが、、、。
実は日本は、クジラ漁の国際的な取り決めをつくる国際捕鯨委員会(IWC)から2019年7月1日正式脱退。そのためIWCの規制を守る必要がなくなり、1986年以来となる商業捕鯨を再開したとの事。この映画が公開されたのが奇しくも1986年でありました。それを知って見ると日本の考え方は、33年前から世界とは真逆と分かります。オイラは以前から思っています。鯨の肉って日本でそんなに需要があるのかな?小学校の時は給食でよく鯨の肉が入ってたけど、商業捕鯨禁止でそれもなくなったんだけど、日本は脱退したから、また商業捕鯨するのかな?何にしろ、種の絶滅の権限は人間にはありませんから、馬鹿みたいに金稼ぎに走って欲しく無いです。
日本が商業捕鯨を再開 IWCから脱退、規制受けず

1986年 アメリカ映画 Star Trek IV: The Voyage Home ★★
監督、原案:レナード・ニモイ
製作、原案、脚本:ハーヴ・ベネット
製作総指揮:ラルフ・ウィンター
原作:ジーン・ロッデンベリー
脚本:スティーヴ・ミーアソン、ピーター・クリクス、ニコラス・メイヤー
撮影:ドン・ピーターマン
特撮:ILM
音楽:レナード・ローゼンマン
出演:ウィリアム・シャトナー ジェームズ・T・カーク提督
レナード・ニモイ ミスター・スポック
デフォレスト・ケリー ドクター・マッコイ
ジェームズ・ドゥーアン モンゴメリー・スコット
ジョージ・タケイ スールー
ニシェル・ニコルス ウフーラ
ウォルター・コーニッグ パーヴェル・チェコフ
キャサリン・ヒックス ドクター・ジリアン・テイラー
マーク・レナード サレク大使
ロビン・カーティス サーヴィック
ブロック・ピータース カートライト提督
ロバート・エレンスタイン 連邦評議会議長
ジョン・シャック クリンゴン大使、連邦評議会でカークを侵略者決めつけに極刑をと主張する。