天体規模ほどもある巨大な雲状の「何か」が銀河系を進んでいく。その進路上で迎撃しようとしたクリンゴン艦や調査を試みたステーション・イプシロン9は攻撃を受け、消滅してしまう。進路の先には地球があり、迎撃可能な宇宙船は、5年間の調査飛行の後、軌道上のドックでの大改装を終えようとしていたエンタープライズだけであった。提督に昇進していたカークは地上任務に就いていたが、この危機に乗じて、再びエンタープライズの指揮を執る。犠牲を伴いながらも体制を整え、カークたちは地球までわずかの距離に接近した雲の中に「ヴィジャー」と名乗る謎の存在がいることを突き止めた。ヴィジャーは自らを造り出した創造者(クリエイター)を捜し、一体になろうとしているという。地球上にいる炭素体ユニット(人類)達が創造者との交信を阻んでいると判断したヴィジャーはその抹殺を謀るが、機転を利かせたカークが創造者を教える条件で直接ヴィジャーに会いに行く。そこでカーク達は「ヴィジャー」とその「創造者」の意外な正体を知ることになる。・・・



『宇宙大作戦』のレギュラーを中心とした『スタートレック』の映画第一作。機械生命体ヴィジャーの正体がブラックホールに消えたVoyger6号であり、消えたVoyger6号は機械惑星で生命を吹き込まれ変身していました。その創造者は炭素体UNIT=人間だったんですが、通信コードが古過ぎてヴィジャーに送っても信じて貰えず。カーク船長のブラフももう限界、さあ、炭素体UNIT全員抹殺かという所で、デッカーが自己犠牲で、自ら通信コードを体を通して創造主と信じさせてヴィジャーと合体しました。そんでヴィジャーは地球から去っていったという幕切れでした。

1979年 アメリカ映画 STAR TREK-THE MOTION PICTURE ★★
監督:ロバート・ワイズ
製作:ジーン・ロッデンベリー
原案:アラン・ディーン・フォスター
脚本:ハロルド・リヴィングストン
撮影:リチャード・H・クライン
特撮:ダグラス・トランブル、ジョン・ダイクストラ、リチャード・ユリシック
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
ビジュアルエフェクトスーパーバイザー:シド・ミード
出演:ウィリアム・シャトナー ジェームズ・T・カーク艦長、本当は提督。
レナード・ニモイ ミスター・スポック
デフォレスト・ケリー ドクター・マッコイ
パーシス・カンバッタ アイリア大尉、デッカーと恋仲だった。
スティーヴン・コリンズ ウィラード・デッカー副長
ジェームズ・ドゥーアン モンゴメリー・スコット、元はエンタープライズの艦長だったがカークに退かされた。
ジョージ・タケイ スールー、Mr.加藤
ニシェル・ニコルス ウフーラ
ウォルター・コーニッグ パーヴェル・チェコフ
メイジェル・バレット クリスティーン・チャペル
グレイス・リー・ホイットニー ジャニス・ランド
マーク・レナード クリンゴン船長