宿敵ザラとの直接対決で瀕死の重傷を負ったリスベット。ミカエルによって発見された彼女は一命は取り留めたものの、厳重監視の病室で外部との接触さえも困難な状態に置かれてしまう。そんな中、亡命スパイのザラを利用して数々の犯罪に手を染めてきた秘密組織が、国家的スキャンダルを闇に葬り去ろうとリスベットはじめ関係者の口封じに動く。そして彼女の運命を狂わせた精神科医ペーテル・テレボリアンと共謀し、リスベットを再度精神病院送りにするべく狡猾に立ち回っていく。対してミカエルは、妹でもある敏腕弁護士アニカ・ジャンニーニ、リスベットを雇用する警備会社社長ドラガン・アルマンスキーら彼女の数少ない理解者たちを総動員して“狂卓の騎士”を結成し、巨悪に立ち向かっていく。そしてついに、舞台は法廷での全面対決の時を迎える。・・・



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3は、2の続きでザラは口封じされて、リスベットは助かる。でも2でのザラの殺害未遂と精神鑑定をめぐって裁判になります。これまった、ミカエルとリスベットが顔を合わせるのは、ラストしかありませんが、彼は彼女の為の証拠集めに盗聴されても、撃たれても不屈の精神で奔走します。共同発行者のエリカはビビってミレニアムへの掲載を断念。しかしミカエルは考えた末、無視して本を出しました。実は、ミカエルのバックには途中から、内密に警察のエドクリントとモニカ(彼らはザラとつるんでいた元公安警察特別分析班の黒幕クリントンらの班を捜査している。)がついており、それが心強かったと思いますね。終盤の裁判シーンでテレボリアン医師の嘘がばれて、オイラはスカッとしましたが、作品全体としてまったり調、緊迫度は余り有りません。ネタバレサイトはココを参照してね。

2009年 スウェーデン・デンマーク・ドイツ LUFTSLOTTET SOM SPRANGDES
監督:ダニエル・アルフレッドソン
製作:ソーレン・スタルモス
原作:スティーグ・ラーソン『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』(早川書房刊)
脚本:ウルフ・リューベリ
撮影:ペーテル・モクロシンスキー
衣装:シーラ・ロービー
音楽:ヤコブ・グロート
出演:ミカエル・ニクヴィスト ミカエル・ブルムクヴィスト
ノオミ・ラパス リスベット・サランデル、法廷にトサカ頭で行くのはいかがなものか、大笑。
アニカ・ハリン アニカ・ジャンニーニ、ミカエルの妹でリスベットの弁護士。
レナ・エンドレ エリカ・ベルジェ、ミカエルの恋人兼ミレニアムの共同発行者。
アンデシュ・アルボム・ローゼンダール ペーテル・テレボリアン医師、ステファン精神病院の院長。今回もリスベットを偽の精神鑑定で閉じ込めようとしたが失敗。更に厄病神ブレイグにハックされて、児童ポルノ所持で逮捕される。
ハンス・アルフレッドソン エーヴェルト・グルベリ、元公安警察特別分析班長、ザラを射殺して、自分も拳銃自殺した。
ヤコブ・エリクソン クリステル・マルム、ミレニアム編集部員
ソフィア・レダルプ マーリン・エリクソン、ミレニアム編集部員
ミカエル・スプレイツ ロナルド・ニーダーマン、金髪の巨人、リスベットの兄。最後は煉瓦工場でリスベットに足をくぎ打ちされ、そこにバイククラブの連中が来て射殺される。
ニクラス・ユールストレム リカルド・エクストレム判事
レンナルト・ユールストレム フレドリック・クリントン、グルベリの後の元公安警察特別分析班長。黒幕、エドクリントに逮捕される。
ニクラス・ファルク トーステン・エドクリント、警察、ザラをめぐる陰謀の捜査を進めるリーダー。
ミリヤ・トゥレステット モニカ・フィグエローラ、エドクリントの部下
アクセル・モリッセ アンデルス・ヨナソン、リスベットの主治医。
トマス・ケーラー プレイグ、リスベットのハッカー仲間。通称は厄病神。
ミカリス・コウトソグイアナキス ドラガン・アルマンスキー、リスベットの勤めているミルトン・セキュリティーの社長。