社会派月刊誌『ミレニアム』を発行するジャーナリストのミカエルは、大物実業家の不正を告発した記事で逆に名誉毀損の有罪判決を受け窮地に陥っていた。そんな彼のもとに、大財閥ヴァンゲル・グループの前会長ヘンリックからある調査依頼が舞い込む。話を聞くため、ストックホルムよりさらに北の町ヘーデスタの沖合に浮かぶ、本土とは橋1本で繋がる孤島ヘーデビーへと向かったミカエル。そこで説明された依頼内容は、40年前、ヘンリックが我が子のようにかわいがっていた16歳の姪ハリエットが忽然と姿を消した迷宮入り事件を改めて調査してほしいというものだった。依頼を請負うことにしたミカエルだったが、案の定、早々に行き詰まる。一方、ヘンリックの依頼で秘かにミカエルの身辺調査を行っていた天才女性リサーチャー、リスベットは、その後もミカエルのパソコンをハッキングし続け、偶然にも事件を巡るある重要な切り口に気づきミカエルに助け船を出す。情報提供者の正体を知ったミカエルは、リスベットに協力を要請、2人はコンビを組み真相究明に当たるのだった。・・・



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オイラは通常版で見ました。完全版ではありません。話の骨子は同じ、悪がやられるのも同じ、一つ嬉しい違いがありました。米国版みたいに失恋リスベットのシーンはありません。ミカエルは今後の調査も考えて、共同発行者のエリカ、天才ハッカーのリスベットと2股やるしかないようです。(2の中で叔母さんに向かってミカエルは俺は独身だと言及。離婚したのでしょうね。)でも、リスベットの涙はオイラは見たくないから、本編からは消して正解ですな。

以下、オイラが気づいた米国版との相違点(他にもあるかもね)
・ミカエルは妻子持ちで、エリカとはダブル不倫中。
・ミカエルは米国版のダンディーさより素朴なおっさん、リスベットにも優しさを感じましたね。
・ミカエルは小さい頃、ハリエッタに子守をして貰ってた。
・ミカエルはハラルド宅に不法侵入してマルティンにも見つかり、マルティンの家に行き捕まる。
・ミカエルはマルティンにビニールを被せられてない。
・ミカエルが収監中にリスベットがヴェンネルストレムの資料を持ってくる。
・リスベットはミカエルに借金せずにスイスの銀行に。この行為をミカエルは見つけて笑いながら感謝する。
・ヴェンネルストレムはスペインでマフィアに殺されてない、一応自殺扱い。真偽は不明だが。
・リスベットは革ジャンをミカエルにプレゼントしない、当然捨てない。

2009年 スウェーデン・デンマーク・ドイツ MAN SOM HATAR KVINNOR
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
原作:スティーグ・ラーソン 『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(早川書房刊)
脚本:ニコライ・アーセル、ラスマス・ヘイスターバング
撮影:エリック・クレス、イェンス・フィッシェル
音楽:ヤコブ・グロート
出演:ミカエル・ニクヴィスト ミカエル・ブルムクヴィスト
ノオミ・ラパス リスベット・サランデル
スヴェン=ベッティル・トーベ ヘンリック・ヴァンゲル
イングヴァル・ヒルドヴァル ディルク・フルーデ弁護士
レナ・エンドレ エリカ・ベルジェ
ステファン・サウク ハンス=エリック・ヴェンネルストレム
ビヨーン・グラナート グスタフ・モレル
ペーター・ハーバー マルティン・ヴァンゲル
マーリカ・ラーゲルクランツ セシリア・ヴァンゲル
グンネル・リンドブロム イザベラ・ヴァンゲル
エヴァ・フレーリング ハリエット・ヴァンゲル
ゲスタ・ブレデフォルト ハラルド・ヴァンゲル
ミカリス・コウトソグイアナキス ドラガン・アルマンスキー
トマス・ケーラー プレイグ
ヤコブ・エリクソン クリステル・マルム
ペーター・アンデション ニルス・ビュルマン弁護士
アニカ・ハリン アニカ・ジャンニーニ