本作ニクソンはカリフォルニア州に生まれ、フットボールに打ち込んだ青年時代、政界入りを経て1968年に第37代アメリカ大統領に就任したリチャード・ニクソンの半生を描いている。特に辞任のきっかけとなったウォーターゲート事件、そして精神的に追い込まれていくニクソンの姿に焦点が当てられている。


リチャード・ニクソン役はアンソニー・ホプキンスが演じているのですが、ちょっとキャラが濃すぎるんでは?と思いました。現実にやったことはさておいて、実物のニクソンはもっと笑顔が作れるセールスマンのようだと思ったからです。物語はあえて時系列をくずし、刺激的なシーンを前半に持ってきてあります。ウォーターゲート事件発覚→ケネディに負ける1960年の大統領選→1925年のニクソンの少年時代→1962年の知事選も負けて政界引退→1963年11月23日ケネディ大統領ダラスで暗殺(その後ロバートも暗殺)→兄ハロルド、アーサーを結核で亡くして法律学校へ行き弁護士になる→1968年マイアミの共和党全国大会で大統領候補となる、、、、まっ、こんな流れです。映画の中では、ニクソンの姿を暴君と言うより、真面目なカトリック信者としてとらえていたり、妻パットに離婚だと言われ慌てふためいたり、大統領辞任のサインした後にアールと一緒に祈り、泣いてしまったりと、意外に人間らしいシーンが多かったですね。あと、ケネディ兄弟2人の暗殺に関与したという説に関しては、映画内ではそんな言葉は有りませんでした。ニクソンと言うより、体制(企業+マフィア)がそうさせたという感じは有りましたがね。

1995年 アメリカ映画 NIXON ★★★☆
監督:オリヴァー・ストーン
脚本:スティーヴン・J・リヴェル、クリストファー・ウィルキンソン、オリヴァー・ストーン
撮影:ロバート・リチャードソン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:アンソニー・ホプキンス リチャード・ニクソン
ジョーン・アレン パット・ニクソン、リチャードの妻
パワーズ・ブース アレクサンダー・ヘイグ、国家安全保障担当副補佐官
エド・ハリス E・ハワード・ハント、鉛管工を指揮する。
ボブ・ホスキンス フーバーFBI長官
E・G・マーシャル ジョン・ミッチェル
デヴィッド・ペイマー ロナルド・Z・ジーグラー、大統領報道官
デヴィッド・ハイド・ピアース ジョン・W・ディーン、ホワイトハウス法律顧問
ポール・ソルヴィノ ヘンリー・A・キッシンジャー、国家安全保障担当補佐官
J・T・ウォルシュ ジョン・アーリックマン、内政担当補佐官
ジェームズ・ウッズ ハリー・ロビンス・ハロルドマン、大統領首席補佐官
メアリー・スティーンバージェン ハンナ・ニクソン、ニクソンの娘。