地球上に存在するあらゆるマシンに変形する金属生命体トランスフォーマーが、太古の時代から地球の歴史に干渉してきたという、新たな真実が明らかにされる。トランスフォーマーの起源であり「創造主」と呼ばれる異星人クインテッサが、惑星サイバトロンの再生と地球侵略を計画。それを阻止すべく旅立ったオプティマス・プライムだったが、創造主に捕えられて洗脳されてしまい、人類を滅ぼすべく地球に舞い戻ってくる。一方、オプティマスが不在中の地球では、バンブルビーがオートボットの新たなリーダーとなり、復活したメガトロンとディセプティコンに対抗していた。バンブルビーらオートボットと行動をともにするケイド・イェーガーは、孤児の少女イザベラを助け、謎の英国紳士バートンの導きによってイギリスに向かうが、バートンのもとでオックスフォード大学の教授を務める女性ヴィヴィアンと引きあわされる。バートンは、ケイドとヴィヴィアンに、これまで隠されていた真実を明かすが。・・・



トランスフォーマーの5作目。オプティマスが去り、人間はTRFなる組織を作りトランスフォーマーと戦ってる。一緒に共通な敵と戦ってみても、やはりエイリアンとの共存は中々難しいという事です。そんな中、ディセプティコンは信じないが、オートボットは信じるケイドは犯罪者でお尋ね者になっちゃってる。今まで戦ったのは一体誰の為?これっ何?みたいな仕打ちですな。そして本作の背景が描かれて、大昔、英国のアーサー王とマーリンの時代にトランスフォーマーのアイアコンの騎士達が地球に来ていて、アーサー王の精神や気高さに感化されて、援軍して助けたという過去があった。更にマーリンに至っては秘密兵器の杖を貰っていて、それで彼は魔法使いになれたのでした。今回は、その杖を求めて創造主クインテッサが地球に、オプティマスも洗脳してサイバトロン星を運んで来る。そして、その杖のパワーで地球の生気を吸いとり、瀕死のサイバトロンに注入して星を復活させる事を企みます。もしそうなると、地球は冷え込み磁場を失い、大気圏は薄くなり太陽の紫外線が人を焼き殺す=人類滅亡になるそうです。いつものオートボット&ケイドも一生懸命戦いますが、決めはマーリンの子孫ヴィヴィアン一人の活躍で地球は救われたのです。クインテッサはオプティマスに気を取られた隙に、ビーが不意打ちで始末。ヴィヴィアンはインジェクションチャンバーの杖を抜き取り(杖はマーリンの子孫しか扱えません。)地球の生気を吸うのを止めさせました。そしてトランスフォーマー達はみんな故郷サイバトロンに帰り、地球のそばからサイバトロン星も引き揚げます。そしてラストシーン、、、中東か?アジアの女が砂漠で「ユニクロンを倒す方法を教えるよ。」と言って幕でした。実は、この女はクインテッサで人間に変身して地球に潜伏しており、地表から突き出たユニクロンの角を調査している科学者達へ接触しているのでした。どうもユニクロンとはウィキによると、サイバトロン星の敵として恐れられている超大型トランスフォーマーのようで、それが地球にいて、今回角を各地で出しているそうです。これは地球そのものなのか?地球を守っているトランスフォーマーなのか、よく分かりませんね。何にしろ続編を作る布石なんでしょうが、実はこの作品の興行成績が悪かったので、続編は無期限延期になったらしいです。それなら、ユニクロンも当分お蔵入りでしょうかね?
さて、このシリーズはCGバンバンですが、結構緻密な出来栄えで現実味があるのが、好感が持てます。また、騎士たちが合体してドラゴンになって空を飛ぶ映像はかっこいいし、終盤のオスプレイ軍団でイグニッションチャンバーにパラシュート降下、そして突撃シーンは第2次世界大戦の上陸作戦のようで迫力満点でした。でもね、なんかオスプレイの宣伝のような(イメージアップ)気もしないでは無かったですけどね、笑。ウィキペデイアでトリビア・チェック。
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2017年 アメリカ映画 Transformers: The Last Knight ★★☆
監督:マイケル・ベイ
脚本:アート・マーカム、マット・ホロウェイ、ケン・ノーラン
撮影:ジョナサン・セラ
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
出演:マーク・ウォールバーグ ケイド・イェーガー
ローラ・ハドック ヴィヴィアン・ウェンブリー
ジョシュ・デュアメル ウィリアム・ノックス大佐
ジョン・タトゥーロ シーモア・シモンズ
スタンリー・トゥッチ マーリン
イザベラ・モナー イザベラ
アンソニー・ホプキンス エドモンド・バートン
サンティアゴ・カブレラ サントス
ジェロッド・カーマイケル ジミー
リアム・ギャリガン アーサー王
グレン・モーシャワー モーシャワー将軍
マーク・デクスター イギリス首相
ピーター・カレン オプティマス・プライム(声)
フランク・ウェルカー メガトロン(声)
エリク・アーダール バンブルビー(声)
ジョン・グッドマン ハウンド(声)
渡辺謙 ドリフト(声)
ジョン・ディマジオ クロスヘアーズ(声)
ジム・カーター コグマン(声)
オマール・シー ホット・ロッド(声)
レノ・ウィルソン スクィークス(声)