終身雇用を願う大学教授マイクと彼の息子チャーリーはハロウィンの夜、ストリートのパーティーに出かけた。2人は肩車して楽しんで仮装を見て回った後、マイクがアイスを買っている時、隣の息子は突然と姿を消してしまった。「パパ、幽霊に借りを返してね。」と言い残して。以来、懸命にチャーリーを捜し続けるマイクだったが、その行方は杳として知れず、妻のクリステンとの関係も悪化して別居に。1年後のハロウィンの3日前、マイクはバスの中にチャーリーの姿を見つける。慌てて追いかけバスに乗り込むがいない。バスを降りると3匹のコンドルが飛んでいて、ある廃墟に降り立った。そこへ吸い込まれるように入っていくマイク。その廃墟のトタンにはあの言葉、「幽霊に借りを払え」が書いてあった。・・・



最初は子供の失踪だけで、テンションはおとなしめでしたが、アイルランド女の怨念と事の顛末が判明してくると緊張感がアップしてきます。でも、一番強烈だったのはラストじゃなくて霊媒師が殺されるところですね。幽霊に天井に吊り上げられるシーンは、おおっと見入ってしまいましたよ。

2016年 カナダ映画 PAY THE GHOST ★★
監督:ウーリー・エデル
原作:ティム・レボン
脚本:ダン・ケイ
撮影:シャロン・メール
音楽:ジョセフ・ロドゥカ
出演:ニコラス・ケイジ マイク・ローフォード、NYの大学教授
サラ・ウェイン・キャリーズ クリスティン、マイクの妻
ヴェロニカ・フェレ ハンナ、マイクの同僚の教授。ラストで転落死してコンドルにつつかれていた。果たして2への布石なのか?
ジャック・フルトン チャーリー、マイクの息子
リリク・ベント ジョーダン、NY警察の刑事
スティーヴン・マクハティ 廃墟に住む盲目の男。マイクに霊界の扉を案内してくれる。