1942年、トラウドゥル・ユンゲは数人の候補の中からヒトラー総統の個人秘書に抜擢された。1945年4月20日、ベルリン。第二次大戦は佳境を迎え、ドイツ軍は連合軍(ソ連軍)に追い詰められつつあった。ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜りユンゲもあとに続く。そこで彼女は冷静さを失い次第に狂人化していくヒトラーを目の当たりにするのだった。ベルリン市内も混乱を極め、民兵は武器も持たずに立ち向かい、戦争に参加しない市民は親衛隊に射殺されていく。そして側近たちも次々と逃亡する中、ヒトラーは敗北を認めず最終決戦を決意する。・・・



amazonプライムで観賞。落日の第3帝国を描いた映画。日本も同じだったのでしょうが、ゲッペルスの嫁が「ナチズムの無い社会では子供は育てられない、生きれない。」と言うのは洗脳ばりの凄まじさ。更にこのおばはん、ドイツがアカンと悟ると子供5人に睡眠薬飲ませて毒殺しちまって、最後はヒトラー夫婦と同じ、旦那と一緒に拳銃自殺します。また一般の看護婦も「総統、勝利を信じています。導いてください。」完全に女性のが気合が入ってますなぁ。善悪ではなくて、ヒトラーのカリスマ性を改めて感じる次第。一方ヒトラーの男の部下たちには求心力が減退。ヒトラー自身もヤケの癇癪を起してますから、部下の裏切ったり、命令無視が乱発。ベルリン陥落寸前、泥船から逃げ出すネズミみたいになってました。何にしろ戦争で負ける方は超悲惨ですな。
ネタバレ・ウィキ

2004年 ドイツ・イタリア合作 DER UNTERGANG、DOWNFALL
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作:ベルント・アイヒンガー
原作:ヨアヒム・フェスト『ヒトラー 最期の12日間』(岩波書店刊)トラウドゥル・ユンゲ『私はヒトラーの秘書だった』(草思社刊)
脚本:ベルント・アイヒンガー
撮影:ライナー・クラウスマン
音楽:ステファン・ツァハリアス
出演:ブルーノ・ガンツ アドルフ・ヒトラー
アレクサンドラ・マリア・ララ トラウドゥル・ユンゲ、ヒトラーの秘書
ユリアーネ・ケーラー エヴァ・ブラウン、ヒトラーの愛人から結婚、夫人に。
トーマス・クレッチマン ヘルマン・フェーゲライン
コリンナ・ハルフォーフ マグダ・ゲッベルス
ウルリッヒ・マテス ヨーゼフ・ゲッベルス
ハイノ・フェルヒ アルベルト・シュペーア
ウルリッヒ・ヌーテン ハインリヒ・ヒムラー
クリスチャン・ベルケル シェンク博士