2104年12月5日、人類初の宇宙移住計画により2000人の入植者を乗せて宇宙船コヴェナント号は新たな植民地となる惑星オリガエ—6を目指していた。人間はみんな休眠ポッドで冷凍睡眠してて、船の管理は最新型アンドロイドのウォルターによって行われていた。ところが突然のフレア、衝撃波の襲来で船のエネルギー補充傘が損傷し火災が発生。ウォルターは急遽乗組員を起こすが、ジェイク船長のみ起きず火災で命を落としてしまう。その後、船の修理中、謎の電波(ジョン・デンバーのカントリーロード)を受信。船長代理となったオラムは、亡くなった船長の妻であるダニエルズの反対を押し切り、進路を変更して電波の発信元である近くの惑星へと向かう。オラムやダニエルズを含む探査隊が惑星の調査を進めるうちに、そこはオリガエ—6よりも遥かに地球の環境に似ており、新たな楽園ではと思われた。ところが、そんな調査隊を、謎の病原体や化け物が襲う。窮地に陥った一行の前に、かつてプロメテウス号に搭乗していた旧型アンドロイド、デヴィッドが姿を現わすのだった。・・・



前作プロメテウスのラストで、ショウ博士とアンドロイドのデビッドはエンジニアの星へ向かいました。本作のここは昔はエンジニアの星だったのかもね。デビッドの回想録で、彼は神の真似事をして、病原体をばらまきエンジニアの仲間を大量虐殺します。更に病原体が突然変異するのを知り、新たなる完全生命体を異種交配を繰り返し作り出しました。それがエイリアンでした。そしてエイリアンを生み出す過程、フェイスハガーから宿主の中で育成させることを、ショウ博士を実験台にしていたらしいです。デビッドは完全に悪魔の申し子になってしまいました。話のメインは一応エイリアンでも、この映画はデビッドの人間抹殺、アンドロイドの反乱っていう意味が有りますね。デビッド自身は人から見れば不完全体のアンドロイド、感情や自己の意識が強い、人間と同じアンドロイドですから。そして、ラストでコヴェナント船内でダニエルズ船長とティーVSエイリアンとなりますが、味方ウォルターと思っていたアンドロイドが、実はデビッドではないかとオイラは思いました。さてどうなるかと見ていると、、、やはりデビッドはウォルターに成りすまして船内にいました。そしてエイリアンの幼体を人工凍結保存器に2体入れてオリガエ—6に向かいます。ここには宿主が2000人もいて、デビッドのエイリアン研究は更に加速するでしょう。人類には最悪の結末ですな。
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2017年 アメリカ ALIEN: COVENANT ★★★
監督:リドリー・スコット
製作:リドリー・スコット、マーク・ハッファム、マイケル・シェイファー、デヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル
キャラクター創造:ダン・オバノン、ロナルド・シャセット
原案:ジャック・パグレン、マイケル・グリーン
脚本:ジョン・ローガン、ダンテ・ハーパー
撮影:ダリウス・ウォルスキー
音楽:ジェド・カーゼル
出演:マイケル・ファスベンダー、アンドロイドのデヴィッド/ウォルター
キャサリン・ウォーターストン ダニエルズ、ジェイク船長の奥さん
ビリー・クラダップ オラム
ダニー・マクブライド テネシー
デミアン・ビチル ロープ
カーメン・イジョゴ カリン
エイミー・サイメッツ ファリス、テネシーの奥さん
ジャシー・スモレット リックス
キャリー・ヘルナンデス アップワース