1799年のニューヨーク郊外。ハドソン川沿いの村で発生した連続首なし殺人事件を解決するために、ニューヨーク市警からは既存の裁判制度ではなく科学捜査を主張する目的で、はみ出し者の刑事イカボッド・クレーンが捜査官として派遣される。村では既に村長を含め四人が殺されているというのに地主バルタス、ジェイムズ・ハーデンブルック書記、サミュエル判事、医師トーマス、スティーンウィック牧師といった長老たちまで、二十年前の独立戦争の際に、村付近で討死した残虐なヘシアン(ドイツ人傭兵)が首なし騎士(ヘッドレス・ホースマン)として蘇り、殺人を犯していると真面目に話すのだが、科学による捜査を信条とするイカボッドは、首なし騎士の存在など迷信にすぎないと断じていた。しかし実際に首なし騎士の殺人場面に出くわしてしまい、その存在を認めざるを得なくなる。当初は非現実なオカルトを直視したショックから錯乱していたイカボッドだが恐怖を克服し、バルタスの夢見がちな娘カトリーナと、村長の従者だった父親を首なし騎士に殺された少年マスバスの協力を得て捜査を続行。西の森で魔女の言葉を聞き、森の奥深くで首なし騎士を呼び寄せる霊界の門である「死人の木」を見つけ出す。その一方、イカボッドは毎晩のように魔女と疑われた母親が聖職者である実の父によって処刑された過去を夢に見て精神的に追いつめられていく。



そして、この怪奇事件の裏に世俗的な陰謀があることに気が付いた彼らにも恐ろしい魔の手が迫る。ヴァン・ギャレット村長、その息子、村長の従者、未亡人、判事、助産師……次々と殺されていく人々と村の有力者の繋がりは、「村長が未亡人と密かに結婚し、彼女が妊娠した子供へ遺産相続させようと遺言した事を知る者」だと気づいたイカボッドは、事件の黒幕は遺産相続を目論む地主のバルタスではないかと疑いを抱く。そして自分のベッドの下に魔法陣が描かれていたことと、カトリーナに証拠を焼かれたことで彼女との間に確執ができてしまう。しかしその夜、首なし騎士はバルタスの後妻ヴァン・タッセル夫人も殺し、村の集会所である教会を襲撃。混乱の中で村の長老たちも次々に死に、バルタスも胸に杭を打たれ引きずり出され、首なし騎士に殺されてしまう。生き残ったイカボッドは教会に描かれた魔法陣を見つけたことで、バルタスではなくカトリーナこそが遺産を目当てに首なし騎士を操っていた黒幕だったのだと結論付けた。傷心のまま馬車でニューヨークへ帰ろうとするイカボッドだが、たまたま搬送される夫人の死体を目撃し、それが別人であるという事に気がついた。カトリーナの描いた魔法陣は「愛する者を守る」ためのもので、死を偽装した夫人こそが事件の真犯人だと見抜いたイカボッドは、マスバスと共に首なし騎士に襲われるカトリーナを助け出し、夫人から首なし騎士の頭を奪い取る。自分の首を取り戻した首なし騎士は夫人を攫い、死人の木へと飛び込んで姿を消した。事件を解決したイカボッドは、カトリーナとマスバスを伴ってニューヨークへと帰還を果たした。・・・幕

この映画は以前見たんですが全然忘れてました。オイラは現代の首刈り男、オカルト風味の殺人鬼映画と間違って思い込んでました。今回再見して時代は18世紀だし、オカルトチックじゃなくてオカルトそのものでしたわ、汗。映像としては、霧が深い夜の村に首無し騎士が現れる所とか、後半の風車小屋とか幻想的なシーンもいっぱいです。主役の首無し騎士の実行力はターミネーターを思い起こさせるほどの執拗さがあるし、恐っ、またチャンバラアクションも迫力あったね。また、西の森に住む魔女(真犯人の妹でしたが)の霊に憑依された顔や、クレーンの母がアイアンメイデンで殺されるシーン、バルタスのくい打ちはかなり不気味でした。

1999年 アメリカ SLEEPY HOLLOW ★★★★
監督:ティム・バートン
製作:スコット・ルーディン、アダム・シュローダー
原作:ワシントン・アーヴィング
脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
撮影:エマニュエル・ルベツキ
音楽:ダニー・エルフマン
出演:ジョニー・デップ イカボッド・クレーン捜査官
クリスティナ・リッチ カトリーナ・ヴァン・タッセル
ミランダ・リチャードソン ヴァン・タッセル夫人=魔女アーチャー、首無し騎士の最後を看取った魔女姉妹の姉だった。
マイケル・ガンボン バルタス・ヴァン・タッセル
キャスパー・ヴァン・ディーン ブロム・ヴァン・ブラント
イアン・マクディアミッド トーマス・ランカスター医師
マイケル・ガフ ジェームズ・ハーデンブルック書記
ジェフリー・ジョーンズ スティーンウィック牧師
リチャード・グリフィス サミュエル・フィリップス判事
マーク・ピッカリング ヤング・マスバス
リサ・マリー レディ・クレーン、イカボッドの母
クリストファー・ウォーケン 首無し騎士
クリストファー・リー ニューヨーク市長