地方検事のハービー・デントの死後から8年。デント法によりゴッサム・シティ警察はほぼ全ての組織犯罪を根絶した。一方、バットマンに扮しゴッサムの不正と戦ってきたブルース・ウェインは、デントの犯した罪をかぶり、バットマンとしての活動から引退、ウェイン産業の職務からも遠退いていた。そんな状況の中、ウェイン産業の役員で会社の乗っ取りを企むジョン・ダゲットとの取引のため、セリーナ・カイルが、ウェインの自宅に潜入し彼の指紋を取得、併せてバイロン・ギリー議員を誘拐する。セリーナはダゲットの部下に指紋を渡すも裏切られ、ダケットの傭兵たちと戦闘状態となる。セリーナは警察に通報し、ジム・ゴードン市警本部長を含むゴッサム市警がその取引現場に到着する。戦闘は市警と傭兵たちと間に移り、セリーナはその混乱に乗じて逃走する。結果、市警は全滅し、ゴードンも傭兵たちに捕えられる。傭兵を統率するベインに、デントの殺人の罪をバットマンが被っているという事実が記された、ゴードンのスピーチ原稿が奪われる。ゴードンは隙を見て逃走し、重傷を負いながらもジョン・ブレイクに拾われる。ブレイクから事態を伝え聞いたブルースは、バットマンとして再起する。ブルースの指紋を入手したベインらは、ゴッサムの証券取引所を襲撃しこれを悪用、ブルースの破産を導いた。これに対し、ダゲットにウェイン産業が管理する核融合炉を悪用されることを恐れたブルースは、会長職を役員のミランダ・テイトに引き継がせた。ダゲットは、会社の乗っ取りが失敗に終わり、ベインに首を折られて死亡する。ベインこそ、ラーズ・アル・グールのゴッサム破壊の使命を引継ぐ黒幕であった。


ベインは、セリーナを使ってブルース(バットマン)を傭兵団の隠れ家へ誘い込み、これを叩きのめし、国外の地下牢獄“奈落”へと幽閉する。次に、ゴッサム市警のほとんどを地下におびき寄せ、地上への出入口を爆破し閉じ込めることにも成功する。さらに件の核融合炉を強奪し、パヴェル博士を脅迫して、中性子爆弾へと転換させる。そして、中性子爆弾製造の罪を市長に着せ、大衆の面前で処刑。爆弾を停止できる唯一の人物でもあったパヴェル博士も、同時に処刑する。また、ゴードンのスピーチ原稿を用いて、デントの犯罪の隠蔽を暴露し、支配層への怒りを焚きつけ、貧困層の反乱を扇動する。また、刑務所の囚人たちを解放。裕福な人間を誘拐し、全員に死刑を宣告。ゴッサムは外部世界から隔絶され、完全に無政府状態に陥った。数か月後、ブルースは“奈落”からの脱出を果たし、ゴッサムへ帰還する。ブルースは、ゴードン、ブレイクら残った市警、セリーナらと合流し、中性子爆弾の爆発を阻止するために共に行動する。まず地下に閉じ込められていた警官たちを解放。バットマンはセリーナにバットポッドを渡してゴッサム市民の避難の協力を求める。セリーナは、一度は逃亡を考えるも、依頼通り市民の避難経路を確保する。中性子爆弾の起爆タイムリミットの日の早朝、ゴッサム市庁舎の前でバットマンならびに市警と、ベインらとの間で最終決戦が行われる。バットマンはベインを追い詰めるも、ベインの人質となっていたミランダに脇腹を刺され窮地に陥る。彼女の正体は、ラーズ・アル・グールの遺児タリア・アル・グールで、影の同盟の現首謀者であった。優位となったタリアは、中性子爆弾の遠隔起爆装置を稼働させるが、ゴードンの活躍により爆発は阻止される。そこでタリアは爆弾本体に向かい、直接起爆させることとした。ベインは、バットマンにとどめを刺そうとするが、突如現れたセリーナにバットポッドのブラスト砲で撃たれ、死亡する。中性子爆弾を抱えて逃亡するタリアの車両を、バットマンは飛行艇「バット」で追跡する。最終的にタリアの車両はクラッシュし、彼女は死亡する。しかし作動は止められず、爆発までの時間が迫っていた。そこでバットマンは、バットで街から離れた海上に爆弾を運んだ上で爆発させゴッサム・シティを救った。人々には、爆発と一連の騒動でバットマン、ならびにブルース・ウェインは死んだと思われていたが、ブルースはバットの自動操縦機能を事前に完成させており、ひそかに生存していた。ブルースは真珠のネックレスのGPSで執事であるアルフレッド・ペニーワースに自らの居場所を示し、イタリアのフィレンツェで再会する。 警察を辞任したブレイクが、バットケイブを発見し、バットマンを受け継ぐ者になることを示唆し物語が終わる。

ブルースの師匠、ラーズ・アル・グール、死んでも霊魂で登場。本作はバットマンの活躍より、試練を与えられるブルースって位置付けが強くて、ビギンズと同じ感じですな。しかし、指紋盗まれて破産、そして信じて好きになって寝たミランダが、自分が殺したラーズの娘で、影の同盟の首謀者ってドンデン返しはびっくりしましたね。ブルースがどんなに金持ちでも、女運は良く無いですね。だから根暗なのか、笑。

2012年 アメリカ THE DARK KNIGHT RISES ★★★★
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:ジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーラン
撮影:ウォーリー・フィスター
視覚効果監修:ポール・J・フランクリン
編集:リー・スミス
音楽:ハンス・ジマー
特殊効果監修:クリス・コーボールド
出演:クリスチャン・ベイル ブルース・ウェイン、バットマン
マイケル・ケイン アルフレッド
ゲイリー・オールドマン ジェームズ・ゴードン市警本部長
アン・ハサウェイ セリーナ・カイル
トム・ハーディ ベイン
マリオン・コティヤール ミランダ・テイト
ジョセフ・ゴードン=レヴィット ジョン・ブレイク
モーガン・フリーマン ルーシャス・フォックス
マシュー・モディーン フォーリー市警副本部長
アロン・モニ・アブトゥブール パヴェル博士
ベン・メンデルソーン ダゲット
キリアン・マーフィ ジョナサン・クレイン/スケアクロウ