地上600kmの上空で地球を周回しているスペースシャトル「エクスプローラー号」。今回が初めてのミッションとなる女性エンジニアのストーン博士は、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキーの指揮の元、シャリフと共に船外でのハッブル宇宙望遠鏡の修理作業に当たっていた。その時ヒューストンの管制から、膨大な量の宇宙ゴミが高速で接近しているため船内に避難するよう緊急連絡が来る。ロシアが自国の人工衛星を破壊したところ、他の人工衛星も連鎖的に破壊され宇宙ゴミとして拡散してしまうケスラー・シンドロームが発生したのだ。ライアンらは作業を中断して退避しようとするが間に合わず、「エクスプローラー号」の水平翼に宇宙ゴミが衝突。シャリフは頭部に宇宙ゴミが直撃して貫通し即死、ライアンとマットは2人とも宇宙空間に投げ出される。船外活動ユニットを装備していないライアンは錐揉み状態になって現在位置を特定できなくなり、パニック状態による過呼吸で宇宙服の酸素も少なくなる。だがマットは的確な指示を出し続け、船外活動ユニットを駆使してライアンをロープで自分の身体に繋ぎ止めることに成功する。・・・


宇宙での船外活動からトラブルがライアンに次々と襲い掛かります。サバイバル・イン・スペースと言った所でしょうか。ライアンの身になれば何回も死を覚悟させられ、これはもう発狂しそうな状況。宇宙ゴミの攻撃を食らって、宇宙空間に飛ばされて死を覚悟。スペースシャトルはボロボロ、そしてマットの犠牲でISS(国際宇宙ステーション)に何とか乗り込んだが、今度は火災が発生。ソユーズで脱出したが燃料切れで漂流、そんで死のうと又思う。マットが夢の中に出てきて励ます、地球に帰れ、逃げるなと言う。最後は中国の宇宙ステーション天宮にある脱出ポッド・神舟で地球へ再突入、、、こんな下りでした。ハラハラシーンより印象的なのは「マットは死して尚、霊になってライアンを助けに来た」シーンかな。オイラはそう信じたいな。魂は永遠だからね。

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2013年 アメリカ GRAVITY ★★☆
監督、脚本:アルフォンソ・キュアロン
脚本:ホナス・キュアロン
撮影:エマニュエル・ルベツキ
音楽:スティーヴン・プライス
出演:サンドラ・ブロック ライアン・ストーン
ジョージ・クルーニー マット・コワルスキー
声の出演:エド・ハリス コントロールセンター