ジョニーとキャンディーの恋人、そしてチップとデブのフランクは銀行強盗を成功させてニューメキシコへ逃げ込んだ。ここでジョニーとキャンディーはチップ達を裏切り金を強奪。ジョニーは金を隠して自ら刑務所に入る。キャンディーも身を隠すため、修道院でシスターとなった。4年経ったある日、キャンディーはジョニーからの手紙を貰う。そこには、「あと4日で出るからポーキーの店で待ってて」と書かれてあった。キャンディーはシスターを即退職、愛犬のルドルフらプードル数匹を連れてポーキーの店を訪ねたが、そこは廃墟となっていた。仕方ないのでそこを掃除して寝泊まりすることにした。その夜、宇宙から隕石が落下して、その破片がキャンディーのいる店に飛び込みスープに入った。そのスープをキャンディーが飲むと、髪は金髪からブルネットにかわり長い長い舌が備わった。その舌は独自の意識を持ち、人間を食べるキラー・タンだった。キャンディーはジョニーの出所を待ちつつも、舌くんの食欲も満たさなければいけないという宿命を負わされたのだった。・・・

killer tongue trailer 1997
 
この映画、もう、しっちゃかめっちゃかの、ストーリークラッシュのホラコメでした。うーん、ドイツチェーンソー大量虐殺に迫るかもなぁ、笑。さて、話のキーとなる隕石の効用は色々でした。キャンディーはキラー・タンに変身、犬のプードルらは人間に変身。おしのリタは喋れるようになり、ジョニーはツルハシで胸を刺されて瀕死のとこをリタが隕石を塗って治してくれた。デブのフランクは隕石に小便かけて昇天自爆、脱走した囚人たちも何気に隕石を触って昇天自爆、支離滅裂なんですわ。大笑。終盤はジョニーとリタが荒野のベッドの上でやってて、キャンディーが見つけて焼もち激怒。ベッドごと谷に落としたんですが、2人とも生還。ジョニーを好きなあまりに虐めていた看守のチーフも舌くんとの戦いに参加。最後は修道院でのバトルとなり、ジョニーは修道院を水浸しにする。隕石に水をかけると爆発する特性を利用しようとしたが、それで始末できたのは犬たちとチーフとヘイグだけ、意味ないな。その後、キャンディーと戦い優勢になったが、ジョニーはやはり元カノ・キャンディーを殺せない。だから、リタがキャンディーの舌をぶった切ったよ。舌くんは「脚が無くなった」と息絶えてキャンディーは元の体に戻った。こんなハッピーなオチでした。とりあえずジョニー、キャンディー、リタは生きてましたとさ。ところで金はどうなったのかな?笑。

KillerTongue001

1996年 スペイン The Killer Tongue
監督、脚本:アルベルト・シアマ
製作 アンドレ・ビセンテ・ゴメス 、 クリストファー・フィグ
撮影 デニス・クロッサン
音楽 ファンゴリア
出演:メリンダ・クラーク キャンディー
ジェーソン・ダル ジョニー
マピ・ギャラン おしのシスター・リタ
ロバート・イングランド 刑務所の看守チーフ、ラストの修道院でのバトルで懺悔室にいて爆発死。
ダグ・ブラッドレイ ヘイグ、ラストの修道院でのバトルで懺悔室にいて爆発死。
ジョナサン・リース・マイヤーズ 犬のルドルフの人間版
ナイジェル・ホイットミー チップ、キャンディーの舌くんに食われる。
マイケル・クルー デブのフランク、隕石に立ちションして昇天自爆。