年老いた母親プリングル夫人が経営する小さなかつら屋。お手製のかつらは町でも大評判だった。しかし、それには恐ろしい秘密があった。実はかつら屋と共に女子大生に貸部屋を提供するという名目で集客、部屋を見せると言って鍵をかけ監禁する。その部屋では頭の弱い息子ロドニーが待機していて、抜群のナイフさばきで頭の皮ごと髪の毛を頂いていたのだ。そう、美しいかつらは全て本物の頭皮だったのだ。・・・

The Gruesome Twosome 1967 trailer
悪魔のかつら屋 amazon
ゴアゴア・ルイスの登場でっす。刺激的な犠牲者となったかつら同士の会話からスタート。これっ抜群のユーモアセンスでした。血みどろのシーンはあっても、音楽はコミカルな作りになっているからドキドキするって言うより、「あっ死んだ」っていう軽い感じなんですね。ハーシェル・ゴードン・ルイスの作品には、こうした一貫したフィーリングがあります。またキャシーが学校の用務員さんを連続殺人犯と間違えて尾行するシーン、、、わざとらしさ十分の演技で笑いました。これっ、もし、わざとやってなかったら、役者失格間違いなしの大根演技でした。

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上:プリングル夫人、ロドニー、ナポレオン(豹の剥製)、下:キャシー(左から2人目)と寮の友人たち

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1967年 アメリカ The Gruesome Twosome ★★☆
監督、製作:Herschell Gordon Lewis
脚本:Allison Louise Downe
音楽:Larry Wellington
出演:Elizabeth Davis ... Mrs. Pringle
Gretchen Wells... Kathy Baker
Chris Martell... Rodney Pringle、頭の弱い息子。
Rodney Bedell... Dave Hall、キャシーの恋人、ラストは彼と警官がキャシーを助ける。
Ronnie Cass... Nancy Harris
Dianne Wilhite... Janet
Andrea Barr ... Susan
Dianne Raymond... Dawn Farrell
Sherry Robinson... Lisa