エロを交え、さっさと進む展開が分りやすい作品でした。いつものフルチっぽくなく、アメリカ映画のような作りでしたね。中間までは変態おばさんジェーン、指が無いミッキスがチョー怪しかったんですが、それからＩＱ180の天才フェイが臭くなってきます。ラストも、それみろ犯人は女だった、、、フェイだと思わせといて実はフェイの恋人ポールでした。ホントに最後の最後で、どんでん返し。ポールの妹スージーの命はあと僅か、、、ポールは妹も喜ばす為にアヒルの声のしゃべり方をしている内に妹の人格が乗り移り、「なんで私だけがこうなの」、と殺人をしていた、、、らしいです。はっきり動機は語られていないので分りませんが。またポールは妹の為、父親代わりに電話で相手をしていました。ラストでスージーが病室から電話をかけても父親は、（本当はポール）出れない。銃で撃たれて死んでますから。極悪の異常者ですが優しさもあったなぁというオチです。





1982年　イタリア　LO SQUARTATORE DI NEW YORK　★★★★
監督：ルチオ・フルチ
脚本：ジャンフランコ・クレリチ、ヴィンセンツォ・マンニーノ、ダルダーノ・サケッティ
出演：ジャック・ヘドレー　フレッド・ウィリアムズ警部補
パオロ・マルコ　ポール・デイビス博士、警察に共同してプロファイリング。
アルマンタ・ケラー　フェイ、4番目に襲われたが、襲ったのは真犯人じゃない。ミッキスだった。
アンドリュー・ペインター　ピーター、フェイの恋人で物理学専攻。実は犯人。
ハワード・ロス　ギリシア人のミッキス、右手の指が無い男。最後はビニール袋を被されて窒息死。
ダニエラ・ドリ　キティ、警部補のお気に入りの娼婦。５番目の犠牲者。剃刀で腹、乳房、眼を攻撃され死亡。眼の攻撃はサンゲリアを彷彿とさせますな、これはフルチ節！
アレクサンドラ・デリ・コ　ジェーン、変態おばさん、夫公認でフリーセックス。4番目の犠牲者。
ゾラ・ケロワ　エヴァ、セックスショーの女、3番目の犠牲者、ワインの瓶を割り腹を刺される。
チンツァ・デ・ポンティ　ロージー、2番目の犠牲者、フェリーの中の車ワーゲンでナイフで切り裂かれる。
ジョセ・クルーズ　モラリス、酒場の若者、ジェーンを足でクンニして遊んだ。黄金の足か、、、（笑）
チアラ・フェラーリ　スージー、ピーターの妹、入院中、右手、右足が無くリンパ肉芽種で余命いくばくも無い。
ジョルダーノ・ファルツォーニ　バリー、警察の検死医。
バべッティ・ニュー　ワイスバーガー夫人、アン・リンの大家さん。犯人との電話を盗み聞きしていた。
クレジット無し　アン・リン、モデル、1番目の犠牲者。犬がくわえてくる手首だけで登場。笑。