NYにおけるアベンジャーズとロキらの戦いから1年後。トニー・スタークはスターク・インダストリーズの社長を恋人であるペッパー・ポッツに任せながら自身はアーマーの開発に没頭していた。各パーツの遠隔操作による着脱、操作を可能にしたアーマーである「マーク42」の開発に成功したトニーであったが、自身は不眠症やパニック障害を患い、危うくペッパーをアーマーに襲わせそうになるほどに精神を消耗していた。一方、アメリカ軍基地などに対して爆破テロを行っては電波ジャックによる犯行声明を出すマンダリンというテロリストが現れる。ジェームズ・ローズ中佐はアメリカ大統領の命を受け、「ウォー・マシン」の改良アーマーである「アイアン・パトリオット」を使い、マンダリン一味を追っていた。

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そんなある日、ペッパーの元にアルドリッチ・キリアンが現れる。A.I.Mという組織に属す科学者であるキリアンはかつてスイスでトニーと面識があり、対話の約束をしていながらトニーにすっぽかされた過去を持っていた。その当時は脚が不自由で松葉杖をつき、不精者の恰好であったキリアンは今や全くの健常者で身形も別人と化していた。キリアンはペッパーに、自身らが人の脳の未使用領域を利用することで人の能力を向上させる「エクストリミス」と呼ばれる技術の研究を行っていることを打ち明け、その研究開発をスターク・インダストリーズと共同で行うことを提案するが、その技術が軍事利用されかねないことを危惧したペッパーはそれを断る。スターク社の警備主任となっていたハッピー・ホーガンはキリアンとその同行者を不審に思い、彼らを尾行した。そしてハッピーはキリアンの同行者が謎のスーツケースを男に渡す現場を抑えるが、そのスーツケースに入っていた薬品を男が摂取した直後、男が高熱を発しながら爆発を起こす。周囲の民間人数名が犠牲になり、ハッピーも重傷を負って意識不明となってしまう。トニーはハッピーに重傷を負わせた者達に報復するべく、マスコミの眼前で報復の宣言と自身の住まいの住所を公言した後に情報収集を始め、テネシー州のある町でハッピーが巻き込まれたものと酷似する爆発事件が起きていたことを突き止める。しかし、自宅にかつてスイスで関係を持っていた植物学者のマヤ・ハンセンが訪ねてきた直後、マスコミのヘリに偽装した攻撃ヘリが自宅を襲撃してくる。いまだ試作段階で攻撃性能が低い「マーク42」をなんとか駆使し、自宅を破壊されながらもペッパー、マヤの2人を助けて辛くもその場をしのいだトニーはテネシーへと向かう。そして現地で偶然出会った少年の協力を得ながら爆発事件の現場や関係者を調べるうちに、トニーは爆発を起こした人間がキリアンの属しているA.I.Mに関わっていることを知る。・・・

アイアンマンの実写映画化作品の3作目、また『マーベル・シネマティック・ユニバース』MCUの作品としては『アベンジャーズ』に続いて第7作目。チョード派手なCG、息もつかせぬ展開にのめり込みましたね。特にトニーの豪邸がミサイル攻撃される所、エアフォースワンから飛び出した人を救出する所、ハラハラしました。エクストリミスによる再生人間のシーンは、完全にホラーちっくですしオイラの好みでした。意外だったのは、テロリスト・マンダリンはやらせで黒幕は別って下りと、恋人ペッパーが再生人間になってしまう下り。二つとも「アレっこんなのあり」って感じでした。でも最後にはトニーも弾丸取れて、恋人ペッパーも治療できてハッピーエンドでした。良かった、良かった。

2013年 アメリカ IRON MAN 3 ★★★★
監督:シェーン・ブラック
製作:ケヴィン・フェイグ
製作総指揮:ジョン・ファヴロー、ルイス・デスポジート、チャールズ・ニューワース、ヴィクトリア・アロンソ、スティーヴン・ブルサード
アラン・ファイン、スタン・リー、ダン・ミンツ
脚本:ドリュー・ピアース、シェーン・ブラック
撮影:ジョン・トール
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
音楽:ブライアン・タイラー
出演:ロバート・ダウニー・Jr トニー・スターク、アイアンマン 
グウィネス・パルトロー ヴァージニア・ペッパー・ポッツ 
ジョン・ファヴロー ハロルド・"ハッピー"・ホーガン、警備主任
ドン・チードル ジェームズ・ローディ、ウォーマシーン 
ガイ・ピアース アルドリッチ・キリアン 
ベン・キングズレー マンダリン 
レベッカ・ホール マヤ・ハンセン
ステファニー・ショスタク エレン・ブラント
ジェームズ・バッジ・デール エリック・サヴィン 
ウィリアム・サドラー エリス大統領
ミゲル・フェラー 副大統領

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