銃で撃たれて負傷した男がマルセイユ沖で漁船に救助された。男は記憶を失っており、手がかりは皮膚の下に埋め込まれていたスイス・チューリッヒの銀行口座を示すマイクロカプセルのみ。男はスイスへ向かう。CIAの『トレッド・ストーン(踏み石)計画』による工作員が某国の政治家ウォンボシ暗殺に失敗し連絡が途絶えた。ウォンボシがマスコミにCIAの暴露本を発表すると発言したことで、CIAは証拠隠滅に動きだす。記憶喪失の男はスイスへ到着したが、夜の町で警官二人から職務質問を受ける。男は自分でも気付かないうちにドイツ語で受け答えし警棒を突きつけた警官たちを反射的に叩きのめしてしまい、そのまま逃走する。その後、マイクロカプセルが示した銀行の貸し金庫を引き出すが、その中身は、パリ在住の「ジェイソン・ボーン」という名前が記されたアメリカ合衆国パスポートをはじめとして彼の写真が貼り付けられた多数の偽造パスポート、複数の通貨からなる大量の札束、そして拳銃だった。ボーンは自分の正体を確かめる為に、まずパスポートに記載されていた自分の住所であるフランスのパリへ向かおうとするが、警官を叩きのめした事で手配されており警官に追跡される。辛うじてアメリカ領事館に逃げ込んだが、現地警察に追われていた彼を、改めて確保しようとした領事館員と争いになり、また格闘となってしまう。領事館詰めの海兵隊員の追跡をかわし、どうにか領事館から逃げ出した彼は、たまたま居合わせたマリーに金を払い、彼女の車に乗って自分が住んでいたアパートのあるパリに向かう。・・・

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記憶を失った男ジェイソン・ボーンを巡るサスペンス・アクション。『ボーン』シリーズの第一作で、続編は『ボーン・スプレマシー』、『ボーン・アルティメイタム』。この前、ボーン・レガシーを見たので話のアウトラインは知っています。この1ではボーンが人間兵器と語られていますが、どのようにされたのかは不明のまま。ただボーンが頭痛がすると言っているので普通の状態では無いということは分ります。ボーンの感情を深く掘り下げてはいないし、アクションもそこそこ。おっと、ビビったのはボーンの家にスナイパーが窓から飛び込んでくるシーンだけでした。普通の出来ですな。でもレガシーよりは主人公マット・デイモンがかっこいいから良いけどね。

以下、ウィキより引用
原作との違い
原作と映画は、ほとんど別物といってよいほど違う。重傷を負って海上を漂流していたところを助けられ、記憶喪失状態の男がスイスの銀行口座を手がかりに自分の身元を探し始め、なぜか格闘や銃器の扱いに優れていることに気が付く、というところまでは同じだが、後々のストーリー展開やその正体は映画のオリジナルである。

備考
原作小説は1988年にもテレビのミニシリーズ『スナイパー/狙撃者』(The Bourne Identity)[1] として映像化されている。監督はロジャー・ヤングで、リチャード・チェンバレンがジェイソン・ボーンを演じた。1990年にテレビ朝日の日曜洋画劇場で『スナイパー/地獄の暗殺者』の題でも放送され、DVD題は『狙撃者/ボーン・アイデンティティ』である。題名であり主人公の名前でもある「ボーン」(Bourne)は、「小川」を意味する一般的な姓の一つ。「ジェイソン」(Jason)もギリシャ神話の英雄が由来のごく一般的な名の一つである。イニシャルはジェームズ・ボンドと同じ「JB」主題歌は3部作全て、モービーの「エクストリーム・ウェイズ」を採用している。3作目は新録された「アルティメイタム・ヴァージョン」となっている。本作をベースに『The Bourne Conspiracy』というタイトルのゲームが製作され、北米でXbox 360とプレイステーション3で発売された。日本でも発売される予定だったが、諸事情により発売中止となっている。

2002年 アメリカ THE BOURNE IDENTITY ★★☆
監督:ダグ・リーマン
製作:パトリック・クローリー、リチャード・N・グラッドスタイン、ダグ・リーマン
製作総指揮:ロバート・ラドラム、フランク・マーシャル
原作:ロバート・ラドラム 『暗殺者』新潮文庫刊
脚本:トニー・ギルロイ、 ウィリアム・ブレイク・ヘロン
撮影:オリヴァー・ウッド
編集:サー・クライン
音楽:ジョン・パウエル
出演:マット・デイモン ジェイソン・ボーン
フランカ・ポテンテ  マリー・クルーツ
クリス・クーパー テッド・コンクリン、CIAのトレッド・ストーン(踏み石)計画の指揮官
クライヴ・オーウェン 教授
ブライアン・コックス ウォード・アボット、CIAの長官、ラスト部下のコンクリンも殺し証拠隠滅を図る。最低の奴だ。
アドウェール・アキノエ=アグバエ ニクワナ・ウォンボシ