196X年、木星13番目の新衛星Xの調査に向かった地球連合宇宙局の富士とグレンは、高度な文明を有しながらキングギドラのために地下生活を強いられているX星人と出会う。X星人は癌の特効薬と引き換えに、地球怪獣のゴジラとラドンを借りたいと申し出た。怪獣がどこにいるのかなど分からないという富士たちだが、統制官によると日本国内にいるという。富士たちはX星人の依頼を地球に持ち帰ったが、彼らを見送る統制官は笑みを浮かべながら何かを呟くのであった。富士たちはX星人の要請を発表したことで地球は歓迎ムード一色となる。さらに、自衛隊の調査でX星人の指摘どおりゴジラが日本の竜神湖にいることが判明。数日後、円盤で地球を訪れた統制官たちとの交渉が成立するが、富士とグレンはどこか胡散臭さを感じていた。かくしてX星に運ばれた二大怪獣は見事ギドラを破る。・・・



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ゴジラシリーズ第6作。地球人を騙すX星人が出てきて地球侵略を企みます。無表情なX星人は結構不気味で電子計算機の計算どおりに行動してます。彼らのルールは、自分の意思を持ったら抹殺されるのです。コンピュータと言わず電子計算機と言う所は時代を感じますなぁ。惑星探査、異星人、ゴジラが宇宙へとなかなか凝った脚本になってます。しかしゴジラのシェー3連発は好きじゃないね。媚を売ってる、人間の味方ってキャラはオイラがガキの時は共感できましたが、今では無理です。やはり助けるでも、あっさり渋く、硬派のゴジラの方が好きです。

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サングラスが微妙な悪を醸し出すX星人。
以下、ウィキぺディアより引用
東宝の二大特撮看板である「怪獣映画」と、『地球防衛軍』に始まる「空想科学映画」を融合させた作品。登場する怪獣はゴジラ、ラドン、キングギドラ。ストーリー面では怪獣同士の対決よりも地球人とX星人のドラマに重点が置かれている。ゴジラが地球外へ飛び出して活躍するのは本作が最初で最後である。オープニングに使われた曲は伊福部が戦前に帝国海軍からの委託で作曲した『古典風軍樂 吉志舞』以来、『ゴジラ』のBGM「フリゲートマーチ」などに用いられてきた旋律であり、ゴジラファンの格闘家佐竹雅昭の入場曲であるほか、現在は自衛隊のイメージミュージックとして定着している。『フランケンシュタイン対地底怪獣』に続く来日出演となるニック・アダムスは、日本のスタッフや俳優たちと積極的に交わり、明るい性格で非常に親しまれた。共演した水野久美によると「アメリカにいるワイフとは離婚するから結婚しよう」と、劇中さながらにしつこく口説かれたという。後に『怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ』と改題され、1971年春の東宝チャンピオンまつりでもリバイバル上映された。北米公開版は、当初『Invation Astro Monster(宇宙怪獣の招待)』の題で輸出されたが、1970年に『Monster Zero』の題で公開された。タイトルクレジット曲が本編中のX星人の円盤が明神湖と鷲ヶ沢から、ゴジラとラドンを電磁波で運び出すシーンに流れる曲に差し替えられているほかは、シーンの差し替えやBGMの追加も行なわれていない。アメリカでは、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』との2本立てで公開され、「ゴジラのシェー」は、「ダンシング・ゴジラ」として知られている。当時アメリカでのゴジラシリーズの興業は低迷しており、BGMの追加やシーンの差し替えなどの改変を行なっても興行成績に影響しないため、本作以降の昭和ゴジラシリーズ作品はセリフの吹き替え以外の変更点は見られない。国内盤DVDの特典には1972年頃発売された、本作を編集した8mm+ソノシート「ゴジラ宇宙へ行く!」とセットの絵本「ゴジラ宇宙へ行く!」が収録。劇場用予告編はオリジナル原盤が所在不明のため、『怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ』の予告編が収録されている。

1965年 日本・アメリカ合作 東宝映画 Invasion of Astro-Monster、Monster Zero(1970年)、怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ(1971年) ★★
監督:本多猪四郎
特撮監督:円谷英二
製作:田中友幸
製作総指揮:清水雅
脚本:関沢新一
音楽:伊福部昭
出演:宝田明 富士一夫、宇宙飛行士
ニック・アダムス(吹き替え:納谷悟朗) グレン、藤の相棒
久保明 鳥井哲男、護身用警報器を開発。ナントこの音がX星人には殺人音波だった。
水野久美 波川、世界教育社の社員、実はX星人。グレンに恋して意思を持ったため抹殺される。
沢井桂子 富士ハルノ、一夫の妹で哲夫の恋人。
土屋嘉男 X星人統制官
田崎潤 桜井博士