アメリカ・ネヴァダ州で遺伝子操作でチキンを大量に作り出す会社。そこの研究責任者ジェーン・ティプトリー博士の本当の目的は金儲けでは無かった。彼女はなんと恐竜を作ろうとしていたのだ。ある日、養鶏場で大きな卵が発見されて・・・。

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鶏を遺伝子操作で恐竜に変える、、、ジェーン・ティプトリー博士の目的は環境破壊を繰り返す人間の絶滅。スプラッターや恐竜の恐さより、環境破壊を止めろというメッセージ色が大変強い映画でした。そして挙句の果て、遺伝子操作された鶏の卵を食べた女たちが次々と妊娠を始め、恐竜の子を産み落とすのです。ラスト前のこの展開は予想していなかっただけに驚きました。単に恐竜が暴れるだけでは無かった。さすが、ロジャー・コーマン!恐竜にショベルカーで勝った主人公も感染者と間違われて政府に殺されて幕。恐竜が勝っても人間は絶滅、このまま人間の天下だと地球は死滅、、、どちらにしろ人類に未来は、希望は無いと言うような結末でした。DVD題はダイナソークライシスと改題され、続編にダイナソーズ(ダイナソークライシス2)、3でジュラシック・ウォーズ(ダイナソークライシス3)と製作されました。

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1993年 アメリカ Carnosaur ★★★☆
監督: アダム・サイモン
製作: マイク・エリオット
製作総指揮:ロジャー・コーマン
原作: ハリー・アダム・ナイト
脚本: アダム・サイモン
撮影: キース・ホランド
特撮: ジョン・ビュークラー
音楽: ナイジェル・ホートン
出演: ダイアン・ラッド ジェーン・ティプトリー博士
ラファエル・スバージ ドク・スミス、建設工事員
ジェニファー・ラニヨン アン・スラッシュ、環境保護団体の女、工事阻止の為、ドクの機械に座り込みを続ける。
ハリソン・ペイジ フォウラー保安官