ウイラードは気弱で人付き合いが苦手な27歳。父親は鋳造工場の社長だったが、友人のアルに乗っ取られて死んだ。そしてウイラードは、アルが経営している会社に勤めていた。アルの執拗なイジメにあいながらも、年老いた母親ヘンリエッタとの生活を守る為、ウイラードは黙々と会社勤めを続けていた。同僚で恋人のジョアンだけが彼を支えていた。ある休日、ウイラードは母親からネズミ退治を頼まれたが殺す事が出来ず密かにパン屑を与えて飼いはじめた。やがてウイラードはネズミたちを自由に動かす事を目指し調教を始めた。そのネズミたちの中に目だった印象の白いネズミと黒いネズミがいた。ウイラードは白いネズミをソクラテス、黒いネズミをベンと名づけて可愛がり、やがて会社にも連れて行くようになった。だが、倉庫に隠していた2匹のうちソクラテスが見つかってしまいアルに撲殺されてしまった。ウイラードはベンとともに復讐を誓い、その夜、数百匹のネズミとともに会社に向かった。だが、その復讐劇は、ウイラードにとっても悲劇の始まりだった。・・・
 


ネズミとの友情から始まって、ネズミを利用して憎き社長を始末するウイラード。しかし結局、ネズミのリーダー・ベンに主導権を取られ殺されます。ネズミの恐怖より、勝手に利用された恨み故の罰ともとれますね。全体の3/5はウイラードの身辺(ネズミとの友情、母の死、ジョアンと仲よくなる、借金)を描いており、少し間延び気味でした。続編としてマイケル・ジャクソンのテーマ曲が有名なベンが、そして2003年にリメイクもされています。

1971年 アメリカ Willard ★★☆
監督:ダニエル・マン
製作:モート・ブリスキン
製作総指揮:チャールズ・A・プラット
原作:スティーヴン・ギルバート 『ねずみ男の手帖』
脚本:ギルバート・ラルストン
撮影:ロバート・B・ハウザー
音楽:アレックス・ノース
出演:ブルース・デービソン ウイラード・スタイルズ
ソンドラ・ロック ジョアン
エルザ・ランチェスター ヘンリエッタ
アーネスト・ボーグナイン アル・マーティン、ボーグナインって皮肉屋、いけすかない親父の役多いね。
白いネズミ ソクラテス
黒いネズミ ベン

willard1971.jpg