EPISODE 1:失われた王宮
古代エジプトの伝説には、こう記されている。神ラーの使者であるエジプトのツタンカーメン王(少年の姿をしているが実は数千歳。)は人類を救うため、邪悪なセト神と勇敢に闘い、セト神のエネルギーの源であるエメラルド石板を4つに割る。その結果冥界の扉は閉じられ、セト神ら魔物と共に自ら冥界に身を投じたのであった。そしてエメラルド石版は世界中に飛び散っていった。冒険家のダニー・フレモントは石版の捜索をしていたが、世界征服を狙う秘密結社ヘルファイヤーの一人、シンクレアに3つを奪われてしまう。シンクレアとの争奪戦の果てに残る1つがあるとされるカイロのツタンカーメンの王墓を発見。しかし探しても探しても、そこには石版は無く封印されていた邪神が蘇ろうとしていた。・・・

冒頭の悪のセト神のCGはいいけど、墓探しまでが長くて、アクションがあってもなんか、こじんまりしてます。スリル不足で、ちょっとかったるいね。★★

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EPISODE 2:太陽の王子
ダニーはシンクレアの強奪を止める為、ツタンカーメン王の墓発掘のニュースをわざと公表する。そして彼はマフフードの力を借りてツタンカーメンの霊を呼び出し、4つめの石板を見つけた。しかしシンクレアも馬鹿ではない。結核で入院しているダニーの仲間ウォーカーを金で抱き込み、4つめの石板を奪った。やがて彼は金を要求するウォーカーを消し、4つの石板を結合し強大な悪の力を手に入れる。その後、彼はヘルファイヤーの首脳陣を皆殺しにして組織を牛耳り、人類に宣戦布告した。破滅を回避する方法は冥界に閉じ込められたツタンカーメン王を復活させること。ダニーとアゼリアらは王墓の地下迷宮へと踏み込み様々なトラップをくぐりぬけツタンカーメン王を呪いから解放した。一方シンクレアは我が身を捧げセト神を復活させた。その後ダニーがセト神に殺されそうになった時、ツタンカーメンが空を飛び助け、彼はセト神を見事破りダニーとアゼリアを地上へ戻した。そして地上をあるべき姿に戻すと言い残し、エジプト政府に取られた財宝を元に戻し眠りについた。2人がカイロの町に戻るとなんと戦いで死んだ友人が生き返っておりアゼリアの婚約者ユナンは既に家庭を持っていた。ダニーを好きになっていたアゼリアは障害が消え、ダニーのプロポーズを受諾。ダニーはツタンカーメンの墓の地図をカーターに渡した。自分たちが地球を救ったことは内緒にして。・・・幕

展開が早いエピソード2は、なかなか見応えがありました。ただセト神とツタンカーメンの戦いがもうちょっと引っ張ってくれたら、もっと面白かったけどね。またオチを事実とくっつける手法は粋な演出だとつくづく思いました。★★★☆

2005年 アメリカ・スペインTV The Curse of King Tut's Tomb
監督:ラッセル・マルケイ
製作:ミッチ・エンゲル
製作総指揮:ロバート・ハルミ・Jr、ラリー・レヴィンソン
脚本:デヴィッド・N・ティッチャー
撮影:クリス・マンレイ
音楽:ネイサン・ファースト
出演:キャスパー・ヴァン・ディーン ダニー・フレモント
レオノア・バレラ アゼリア・バラカット博士、考古学者
ジョナサン・ハイド シンクレア
スティーヴン・ウォディントン ジェイソン・マクグリーヴィー、ダニーの仲間
ニコ・ニコテラ アンドリュー・ウォーカー、ダニーの仲間
マルコム・マクダウェル ネイサン・カーンズ、秘密結社ヘルファイヤーの首領
パルヴィン・ダバス ユナン・ヘイカル、エジプトの役人でアゼリアの婚約者
ロビン・ダス マフフード、ツタンカーメンの霊と交信出来るおっさん