第二次世界大戦下、脱走不可能といわれていたドイツのスタラグ・ルフト北捕虜収容所から、連合軍将兵250人が集団脱走を計画、実行に移す。・・・

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ポーランド・ザガンのドイツ軍の空軍捕虜収容所の話で実話をベースにした小説の映画化です。実際に76名脱走して50名ゲシュタポに銃殺されたらしいです。これはオイラが小学校の時、テレビで見て大好きになった作品。昔はマックイーンのバイクでの逃走劇に胸を踊らせたものですが、今、見ると閉所恐怖症のトンネルキングのダニーとか心優しい調達屋のヘンドリーとか、いろんなキャラがいっぱいですな。ホラーマニアとしては偽造屋役のドナルド・プレゼンスの出演も嬉しいです。



1963年 アメリカ The Great Escape ★★★★★
監督、製作:ジョン・スタージェス
原作:ポール・ブリックヒル
脚本:ジェームズ・クラヴェル、W・R・バーネット
撮影:ダニエル・ファップ
編集:フェリス・ウェブスター
音楽:エルマー・バーンスタイン
出演:リチャード・アッテンボロー ロジャー・バートレット少佐、通称ビッグX、英国空軍、大脱走の実行責任者。脱走後、何回も逃げるが最後に捕まり、野原にマックらと降ろされゲシュタポにマシンガンで銃殺される。
ゴードン・ジャクソン 情報屋マクドナルド、通称マック、英国空軍、ロジャーの相棒。ロジャーとバスに乗る時、Good Luckと言われThank Youと返事して捕まる。部下に初歩的なミスするなと指導していたが自分がやっちまったぞ。ロジャーと共にゲシュタポに銃殺される。
デヴィッド・マッカラム 土処理屋エリック・アシュレー、英国空軍、列車を降りる時の検問でロジャーの面がゲシュタポのクーンにバレたのを気づき、ロジャーを助けてクーンを殺して逃げるが射殺されてしまう。線路で死す。
スティーブ・マックイーン バージル・ヒルツ、独房王、アメリカ人。単独脱走を繰り返し最後に大脱走に参加。バイクでスイスに向かうが捕まり、また収容所の独房に入れられる。
ジェームズ・ガーナー 調達屋アンソニー・ヘンドリー、アメリカ人。目の悪いコリンを連れ脱走する。列車から飛び降り飛行機を奪うが墜落。捕まり収容所に戻ってくる。
ドナルド・プレザンス 偽造屋コリン・ブライス、英国空軍、ヘンドリーとともに逃げるが飛行機が墜落した後、ドイツ兵に見つかり射殺されてしまう。
チャールズ・ブロンソン トンネルキングのダニー・ベリンスキー、ポーランド人で階級は大尉。ボートから船に乗り継ぎ脱出成功。
ジョン・レイトン トンネルキングのウィリアム・ディックス、通称ウィリー、英国空軍、ダニーと同行し脱出成功。
ジェームズ・コバーン 製造屋ルイス・セジウィック、オーストラリア人で階級は中尉。トンネルに空気を送るポンプを開発した。自転車から貨物列車、カフェでレジスタンスと出会い助けてもらいスペインに脱出する。脱出成功は以上3名。
アンガス・レニー モグラのアイヴス、ヒルツの独房友達で3年も捕まっている。トンネルのトムが見つかり絶望して鉄条網を登り射殺される。彼の死がヒルツに大脱走の手伝いをさせるきっかけになった。
ナイジェル・ストック 測量屋デニス・カベンディッシュ、英国空軍、脱走したが捕まり、野原でゲシュタポに銃殺される。
ラムゼイ大佐、英国空軍、収容所における連合軍捕虜の先任将校で収容所所長との連絡係。脱走準備はしたが参加できなかった。
ハンネス・メッセマー フォン・ルーガー収容所所長、ドイツ空軍から派遣された。親衛隊やゲシュタポと反目する。
ローベルト・グラフ ドイツの看守ヴェルナー、あだ名は白イタチ、ヘンドリーに利用され身分証明書や切符、通行許可証をとられるが、トンネル・トムを見つけ出したのは彼。
ウルリッヒ・バイガー ブライセン、ゲシュタポの脱走捕虜の探索責任者でバートレッドを拷問していた。ハゲ、チョビヒゲ、メガネが特徴。
ハンス・ライザー クーン、ゲシュタポ