新米看護師・宮本イブキが勤める病院に、軽い貧血を起こした幼い少年・ユウマが運ばれて来る。イブキは彼の両親に連絡を取ろうとするが誰も電話に出ない為、ユウマの家を訪ねると、そこには大量の青虫と緑色の液体を吐き出して倒れる夫婦の姿があった。以来、彼女の周りで、次々と同じ症状を起こす人々が現れる。・・・

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題名が童話とついてるからといって、童話じゃない。童話のモチーフを貰って現代のストーリーにしてあります。これは題名よりも凄まじい感染物語でした。途中まで、なんで、みにくいアヒルの子なんだ?少年ユウマの童話とどう関係があるのか、まったく分かりませんでした。だって、それまでの話が謎のウイルス感染で死亡する家族、それは20年前に病院が封印したウイルスだった、存在を隠蔽する院長たちとサスペンスばりの展開だからです。終盤になって感染して妊娠した看護婦さん・宮本イブキが、みにくいアヒルの子と判明。神に選ばれた彼女は何故か死なず、ウイルス感染で葉緑素を体内で作り出す人間植物に進化したのです。しかし彼女を生かしておくと旧人類は、ほとんど死滅してしまうので恋人の安田エイジは一緒に焼身自殺します。でも灰の中から男の子が生まれます。彼こそが白鳥、新人類は死ななかったというオチでした。

放送日:TBS系1999年7月12日~8月2日 ★★★★☆ 
演出:伊與田英徳
チーフプロデューサー:丹羽多聞アンドリウ
プロデューサー:森下和清、、千葉行利、植田博樹
脚本:小原信治
出演:山口もえ 宮本イブキ、看護婦、恋人はエイジ。
高木将大 安田エイジ、感染病棟の若き医師
池田真紀 矢田ユキ、看護婦
宮地雅子 山田先生、女医、実はウィルス感染者を殺し埋めていた。最後はイブキを襲って血を浴び感染、院長に殺される。
阿部理生 加藤ユウマ

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