ジャーロでも犯人探しは簡単な作品でした。最初から へルベルトは、犯人とばれてるし、もう一人も妻が幻想を見てますので分かり易かったです。でも結構刺激的な演出がいっぱいあります。川の中、バスタブ、懐中電灯で、穴のあいた扉から、、、犠牲者の裸体がチラチラ見え隠れするのは妙にエロくて、そそりまっせ。へルベルトの狂気がむき出た表情も迫真の演技で素晴らしいしね。女優さんも綺麗どころが大挙並んでて文句なし。オチもね、愛故にへルベルトを庇う為、妻マルツィアが犯行を重ねたのです。そしてへルベルトが警察に、すべてを話そうとしたらマルツィアを刑務所には入れさせないとレズ女・ジョアキンが逆上発狂します。彼女も愛故にアルベルトを殴り殺し自分だけの物にするためマルツィアも絞殺。そして鉄のカギ爪を胸に刺して自殺を遂げるのです。突然飛び出したジョアキンが片っ端から犯人を片付ける荒技で幕でしたがスリルはいっぱいで満足でしたよ。



1972年　イタリア　Delirio caldo、Delirium　★★★★
監督、脚本：レナート・ポルセッリ
音楽：ジャンフランコ・レヴェルベリ
出演：ミッキー・ハージティ　へルベルト・リュータック
リタ・カルデローニ　マルツィア・リュータック、へルベルトの妻
ラウル・ラベッキオ　エドワーズ警部
ウィリアム・ダルニ　ウィリー、エドワーズ警部の部下
クリスティーナ・ペリエ　ローレル、メイド　　
タノ・チマローサ　駐車係の男ジョン 、ルイゼットの彼氏
クリスタ・バリモア　ジョアキン、アルベルトの姪、マルツィアを愛するレズビアン