かつて、あのサム・ペキンパーが映画化を切望して果たせなかったという、レイ・ブラッドベリの幻想小説をディズニー製作によって完全映画化。暴力描写抜群のペキンパーとディズニー？何っこの、違い？まったく創作性が違う2人ですな。結果、ディズニー製作ですのでご多分にもれず、ポルターガイストのような、お子様映画でした。一応、悪魔のカーニバルが町にやって来るって内容てすが、これはホラー風味ゼロ。悪魔の諸行も人々を洗脳するだけですし、正義の側も老人チャーリー、その息子ウィル、友達のジムと子供たちなんです。ですから戦いという物は無く、チャーリーの息子への愛が神？の稲妻や竜巻を呼び自然に滅びたってオチでした。原作のレイ・ブラッドベリは、もっとダークらしいので、原作通りの雰囲気で作って欲しかったですね。でもディズニーでは無理でしょうが。・・・

1983年　アメリカ　SOMETHING WICKED THIS WAY COMES　★
監督：ジャック・クレイトン
製作：ピーター・ダグラス
脚本、原作：レイ・ブラッドベリ
音楽：ジェームズ・ホーナー
出演：ジェイソン・ロバーズ 、ジョナサン・プライス、ダイアン・ラッド、パム・グリア