第二次世界大戦中の1943年、ナバロンの作戦をやり遂げたマロリーとミラーはイギリス国内に戻っていたが、ジェンセンはまた彼らを呼び出す。ナバロン作戦のときに重大な情報を敵に流したドイツのスパイ、ニコライが将校としてユーゴスラビアのパルチザンに入り込んでいるので、それを2人で始末して来いというのだ。彼らはネレトバ川の橋を破壊する任務を帯びたアメリカ陸軍の特殊部隊「フォース10」に同行して目的地に向かうことになる。部隊を脱走した黒人の衛生兵ウィーバー軍曹を途中で加えたメンバーはランカスター爆撃機で現地に飛ぶが、敵戦闘機に襲われ、ユーゴの地に降り立ったのはわずか5名だった。窮地に陥った彼らは首尾よくパルチザン部隊と合流し、歓待を受けるのだが・・・

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「ナヴァロンの要塞」の続篇で、ナバロンでの戦闘は最初だけ。ナバロンで生き残ったマロリーとミラーがユーゴで活躍するってお話。戦争映画ですが、シリアスさ等まったく悲惨さは無し。爆弾男ミラーやハリソン・フォードの演技がコミカルな所もあり、ひょうひょうと話が進みます。心に残ったのはドイツ軍の戦車部隊とラストのダムの爆破。ここは中々の迫力でした。キャスティングは豪華です。バーバラ・バック、フランコ・ネロが脇役なんですから贅沢な使い方ですね。そして原題のForce 10 ってスター・ウォーズから頂いたんですかね?ふと思いました。

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1978年 イギリス Force 10 from Navarone ★★
監督:Guy Hamilton
脚本:Robin Chapman、Carl Foreman
原作:Alistair MacLean (novel)
音楽:Ron Goodwin
出演:Robert Shaw ... Mallory
Harrison Ford ... Barnsby、ハリソン若っ。
Barbara Bach ... Maritza、バーバラのお風呂シーン有り。ちらっとおっぱいが見えます。
Edward Fox ... Miller、ミラー曹長、爆薬と破壊工作の専門家。
Franco Nero ... Lescovar
Carl Weathers ... Weaver、アポロ・クリードも出ています。
Richard Kiel ... Drazak、007でお馴染み。この顔ですから相変わらず悪役ですけど。