悪友フィリップを、彼の父親の頼みで連れ戻しに来た貧乏な若者トム。しかし放蕩息子であるフィリップは父の元へ戻る気はなく、親の金で遊び回っていた。トムはフィリップの金目当てに彼と行動を共にするが、トムやフィリップの恋人マルジェに対してフィリップが時折見せる傍若無人な態度に怒り、フィリップを殺害してしまう。死体を海に捨てた後、トムはフィリップになりすまして彼の財産を手に入れようと画策し、計画を実行していく。・・・

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アラン・ドロンのサスペンス映画。レネ・クレマンの演出が最高の1作。野心を持ってリッチになろうとするトム。友人のイケスカン男・フィリップになりすまし、完全犯罪を目論みます。偽装パスポート、偽の手紙、偽サインまでは順調でしたが、友人や知り合いが居場所を嗅ぎつけ訪問してきます。そして少しずつ追いつめられていく様がハラハラですね。そしてラストのどんでん返し。初めて見た時はあっと驚きました。でもアラン・ドロンが演じていると悪人ぽくないんだよね。イケメンは得だ。笑。

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1960年 フランス Purple Noon、Plein soleil (original title) ★★★★★
監督:René Clément
原作:Patricia Highsmith(novel "The Talented Mr Ripley/Monsieur Ripley")
脚本:René Clément、Paul Gégauff(as Paul Gegauff)
音楽:Nino Rota(as Nino Rotta)
出演:Alain Delon ... Tom Ripley / Philippe Greenleaf
Maurice Ronet ... Philippe Greenleaf
Marie Laforêt ... Marge Duval、フィリップの恋人
Erno Crisa ... Riccordi
Frank Latimore ... O'Brien
Billy Kearns ... Freddy Miles (as Bill Kearns)、フィリップの友人、第2の犠牲者。
Ave Ninchi ... Signora Gianna
Viviane Chantel ... The Belgian lady