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アマゾンのブラック・ラグーンに半魚人の捕獲に向かう研究所のジョージとジョー。ジョーは水中で格闘の末、命からがら逃げだした。次は危険を回避しダイナマイトを水中爆破、半魚人は気絶し、捕獲に成功する。そしてフロリダ北部のオーシャンハーバー水族館に研究のために連れ帰る。水族館では半魚人の知性をファーガソン教授と助手ヘレンが調べる一方で半魚人を見世物として一般公開した。半魚人はそこでヘレンに恋心を抱き、繋がれていた鎖を引きちぎり脱走。そしてヘレンを拉致してしまう。・・・

半魚人の逆襲 amazon
revenge of the creature trailer
 
「大アマゾンの半魚人」(1954)の続編であり、計3作品作られた半魚人シリーズ最大のヒット作。実はTSUTAYA DISCASのみにレンタルDVDがありましたので、この為に会員になり見ました。最初から半魚人ギルマンはバンバン登場。ちょっと眼がダサいが凝った半魚人スーツは健在。今回は捕えられ研究材料にされてしまい脱走して暴れる半魚人。恐怖というより、ヘレンに恋したりダサい眼の作りが、なんか哀れみ、哀愁を感じてしまいますねぇ。一生懸命追い掛けても(ストーカーですけど、笑)相手にされないんですから。(そりゃ人間の女と半魚人では無理)ヘレンを誘拐するも、川に入ろうとしてSTOPという言葉に条件反射して止まりヘレンを離してしまう半魚人。そして警官隊から集中発砲、死んでしまうのでした。合掌。

半魚人の特徴:デボン紀の生き残り。赤血球は人間より10%少ないが人間に近い。
細胞は無核構造。魚との相関関係は無い。

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本作はクリント・イーストウッドのデビュー作で以下トリビアです。(Kingrecords Webcommunicationより引用)
"ギルマン"と並び、本作を非常に価値あるものとしているのがクリント・イーストウッド。いまや誰もが認めるアメリカを代表する映画スター、映画監督となったイーストウッド。そのイーストウッドが若かりし頃、周囲から薦められてユニバーサル映画のスクリーンテストを受け、週給75ドル、6ヶ月の契約を結び、その試験期間を無事に勤め上げて契約更新とともに満を持して挑んだ人生初の映画作品。それがこの「半魚人の逆襲」である。イーストウッドが演じるのはジェニングスという研究所の助手。この役のシークエンスを映画に入れるか入れないかで、監督とプロデューサーが大喧嘩、反対の意見を唱えていたのが監督だったため、撮影時は非常に緊張したという。しかし結果としてジャック・アーノルド監督は、イーストウッドのデビュー作の監督という栄誉を手にすることとなった。



1955年 アメリカ REVENGE OF THE CREATURE ★★★
監督:Jack Arnold
原案:William Alland
脚本:Martin Berkeley
音楽:William Lava(uncredited)、Herman Stein(uncredited)
出演:John Agar ... Prof. Clete Ferguson
Lori Nelson ... Helen Dobson
John Bromfield ... Joe Hayes
Nestor Paiva ... Captain Lucas
Ricou Browning ... The Gill Man (in water) (uncredited)
Tom Hennesy ... The Gill Man (on land) / Marineland Diver (uncredited)
Clint Eastwood ... Jennings - Lab Technician (uncredited)