女医の須磨和江はある夜、山中で全裸の美女を車ではねる。その女は、自分の勤める診療所の富樫所長の娘・麗に瓜二つだった。数日前に失踪した麗。唯一の違いは、その美女には左目の下にほくろが有った。逃走した女を追って和江が山中の洋館へ辿り着くと、そこには瀕死の少女・冬木雪子が倒れていて、狂った男がいた。和江は警察に連絡して雪子は診療所に保護される。1年後、雪子は一切の記憶を失っていたものの、診療所の手当てによりすっかり元気を取り戻し、診療所の人気者となっていた。和江は雪子を妹のように愛しつつも、一方ではあの山中の謎の女の事を気に病んでいた。そんな和江をある日、公安調査庁の捜査官2人が訪ね、“富江関連事件”を語る。何度殺されても甦り、挙句には自身の細胞を他人に寄生させて他人の肉体を乗っ取る魔の美女、富江。その目印は左目の下のほくろ。するとあの山中の美女は、富江に乗っ取られた麗なのか? そして、麗を乗っ取ったオリジナルの富江が、どこかに潜んでいるのか?・・・

富江 REVENGE amazon


富江シリーズ6作目ですが、TVムービーのような小粒な作品でした。和江役のしらたひさこさんは、OKですが、コピー富江役の伴杏里は好みじゃない。失礼かもしれないが、このシリーズで一番ブスな富江じゃないかな?また、オリジナルの富江はどこにいるってのが、見所の一つですが、意外性は無かったです。雪子は麗に噛みつかれて、殺されますがラストで復活、富江でした。そして和江の首を絞めて幕でした。ここの雪子の演技は鬼気迫るものが有り二重丸でした。

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2005年 日本 Tomie Revenge ★☆
監督、脚本:及川中
原作:伊藤潤二
音楽: 三善雅己
出演:しらたひさこ(須磨和江)
美波(冬木雪子)
伴杏里(川上富江、富樫麗)
嶋田久作(富樫所長)
中泉英雄(谷村卓也)
本田大輔(浜口)
今田尚志(土井)
加藤仁志(谷村哲也)
鈴木一功(調査官・戸山)
渋谷正次(調査官・山崎)