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第13話 「遺言」 カエサル暗殺後、アントニウスはアティアたちを連れてローマから脱出しようとするが、カエサルの遺言により養子となるオクタヴィウスは、アントニウスを説得し、ブルートゥスたちと和解させる。アントニウスたちはローマに残り、政治の中心になる。ニオベに自殺され茫然自失のヴォレヌスは街をうろつくが、留守中に子供たちがいなくなり、ヴォレヌスは子供たちを呪ったことを後悔する。そしてエラステスが関係していることを突き止め、プッロと2人で皆殺しにした。一方アントニウスはブルートゥスを穀物調査官に任命してローマから追放する。・・・オクタヴィアヌスの俳優さんは痩せてて青白く人形のようだ。右目が義眼なのか変に見えます。2代目カエサルなんで、もうちょっとイケメンの方がいいんじゃない。うーん、ミスキャストだ。

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第14話 「表と裏」 エラステス亡き後アヴェンティヌスの利権を巡って組合(=マフィア)たちの抗争が起こり、市民生活を脅かす。苦情を受けた執政官のアントニウスはヴォレヌスに事態の収拾を命じる。ヴォレヌスは元締めとして裏の世界に足を踏み入れる。同じ頃エジプトからクレオパトラが4歳になるカエサリアンを連れて来る。彼女はカエサルの息子の市民権の要求をするが、アントニウスはまともに取り合わない。またアントニウスは何だかんだと理由をつけてオクタヴィアヌス(オクタヴィウスは改名した)に遺産を渡そうとしない。そこでオクタヴィアヌスは遺言を遂行し市民の人気を得る為、大借金してローマ市民に遺産を分与すると宣言する。出しゃばった真似にアントニウス、アティアらとは大喧嘩になり自ら家を出て北へ向かう。・・・市民権の要求か、日本に来た外国人のようだ。永住VISA、子の認知、参政権、昔も今も何も変わらないな。

第15話 「キケロの提案書」 
執政官の任期終了後マケドニア総督に就任する予定であったアントニウスはガリア総督に変更したいと我儘を言い出す。推薦を強要されたキケロは、元老院に対してアントニウスを罵倒するメッセージを残して逃亡する。ローマの敵に仕立てられたアントニウスは兵を集め、ガリアへ脱出。友アグリッパの許へ身を寄せていたオクタヴィアヌスはすっかり逞しくなり、自らの4個軍団を率いるまでになっていた。キケロの要請を受けたオクタヴィアヌスは元老院の派遣した2将軍ヒルティウス、パンサと合流し、アントニウスを討ちにガリアへ向かう。オクタビィアは友達イオカステに勧められ大麻狂いの毎日。まさか家にセルウィリアの刺客・ドゥロがいるとは思わない。ドゥロはアティア毒殺の機会を狙っていた。

第16話 「執念」 アティアの毒殺はメイドが盗み食いをし死んだので失敗に終わる。アティアは復讐のため、暗殺を企んだセルウィリアを拉致し拷問する。しかしセルウィリアの顔の皮を剥げという虐待を強いられたティモンはセルウィリアを逃がしアティアに愛想を尽かす。ムティナの戦いでオクタヴィアヌス連合軍に敗れたアントニウス軍は北へ敗走する。敗軍の中にはヴォレヌスの姿もあったが、そこへプッロが駆け付ける。子供たちが生きていることを知ったヴォレヌスはプッロと共に子供たちを助けに鉱山へ向かい奴隷となっていた子供たちを救い出す。

第17話 「偽りの和解」 ヴォレヌスは子供たちをローマへ連れ帰るが、母を殺され自分たちを呪うと言った父を憎む子供たちは姉ヴォレナに率いられて逃走を試みる。しかしリュデに説得されたヴォレナは逃走を中止し、ヴォレヌスの前では素直な娘を装うことにした。ローマ城外に陣営を張ったオクタヴィアヌスは、軍事力を背景に執政官に就任し元老院にブルートゥスとカッシウスを“共和国の敵”と決議させるが、反発したキケロは密かにブルートゥスたちと連絡を取りローマへの進軍を促す。一方アントニウスは自分の追手レピドゥスを寝返らせ7個の軍団を持っていた。その時、アティアが仲介に入りオクタヴィアヌスと和解。2人はブルートゥスとカッシウスに対して進軍する。・・・ついたり離れたり激しいですな。錦の御旗の取り合いって感じです。

第18話 「フィリッピの戦い」 オクタヴィアヌスとアントニウスは、ブルートゥスたちとの決戦を前にローマで大粛清を始める。ローマ内のブルートゥスのシンパ、彼らの敵を暗殺し始めたのだ。実際に手を下したのは市内の各組合(マフィア)で、ヴォレヌスたちはキケロの殺害を実行。オクタヴィアヌスの右腕アグリッパはオクタヴィアに愛の告白をし平民であるが故、密かに付き合い始めるがアティアにあっさり見破られる。オクタヴィアヌス・アントニウス連合軍が東方へ密かに出発。プッロも従軍したいが妻エイレネから妊娠を告げられあきらめる。そしてフィリッペの戦いでブルートゥス、カッシウスの軍勢は惨敗をきす。キケロは死ぬ前にオクタヴィアヌスとアントニウスの連合を知らせようと密書を送るのだが、伝達人が森で遊ぶヴォレヌスの息子ルキウスとぶつかり密書を落としてしまい知らせれなかった。カッシウスは胸を突かれ死亡。ブルートゥスは自分が殺したカエサルと同じようにメッタ刺しされ死んだ。死体はぐちゃぐちゃにされ顔も分らず父親の形見の指輪も浮浪者に盗まれてしまった。・・・このドラマ、初の戦闘シーンが出ました。当然血まみれでっす。2枚舌、いや5枚舌男キケロの最期は潔かった。面子を少しは保てましたね。

第19話 「セルウィリアの呪い」 ブルートゥスの死を受けてセルウィリアはアティアの家の前で呪い続け自殺する。オクタヴィアの友イオカステの家は粛清にあい彼女はオクタヴィアに助けを乞う。この仕掛人はアティアとも知らずに。その後アティアに無理矢理ポスカと結婚させられてしまった。ユダヤ人のヘロデ王がローマに来訪していたが、ティモンとその兄はローマに迎合するヘロデ王の殺害を計画。急遽決まったアントニウスとオクタヴィアの政略結婚のパレードで狙うがティモンが降りると言いだす。そして兄妹で争った末ティモンは兄を殺してしまう。メッミオの手下にたらしこまれたヴォレナ(姉)はスパイに仕立てられ父ヴォレヌスの動向を探り始める。政治の主導権を握ったアントニウスとオクタヴィアヌスとレピドゥスの三人は国を三分割して統治することで合意する。オクタヴィアヌスはローマを含む西部、アントニウスはエジプトを含む東部、レピドゥスはアフリカであった。・・・母の愛人を姉の夫にさせ円満家庭を演出するオクタヴィアヌス。この人はキモイがまともと思ってましたが、やっぱり独善的になってきました。権力持つと、みんな一緒か。

第20話 「貞淑と裏切り」 アントニウスは相変わらず元々愛人でありオクタヴィアヌスの母であるアティアとの関係を、オクタヴィアヌスの姉オクタヴィアもオクタヴィアヌスの友アグリッパとの密会を続けていた。オクタヴィアヌスは自分の結婚を考え、名門貴族の娘で人妻のリウィアに目をつけ強引に離婚させ結婚する。そしてオクタヴィアヌスは密会を続ける2人を叱咤し、アントニウスをエジプトのアレキサンドリア常駐にして、アグリッパは姉と別れさせる。一方ヘロデ王からの賄賂の金がメッミオに盗まれてしまう。運搬担当のヴォレヌスは娘の裏切りに気づき愕然とする。またプッロの妻エイレネは妊娠していたが奴隷女のガイアに毒を盛られ子供ともども殺される。ガイアはプッロが好きで、邪魔者を消したのだった。

第21話 「宣戦布告」 ローマでは食料不足が危機的状況にあった。オクタヴィアヌスはエジプトに穀物の供給を求めるが、宮殿でクレオパトラとの退廃的な暮らしに耽るアントニウスは応じない。クレオパトラは穀物の値段を3倍に上げろと言い、アントニウスはコルテガとスペインをくれと言いだす始末。アントニオは頭にきたオクタヴィアヌスが挙兵しないか待っていたのだ。無理に挙兵すればローマ市民のオクタヴィアヌスの信頼は落ちると考えていた。しかしオクタヴィアヌスは別の戦法に出た。彼は自分の姉でありアントニウスの妻であるオクタヴィアと元愛人である母アティアを交渉のためエジプトに派遣する。その真意は戦争を仕掛ける口実を掴むことであった。オクタヴィアヌスの思惑通りオクタヴィアとアティアは追い返される。そして二人と一緒にローマへ戻ったポスカが盗み出してきたアントニウスの遺言状にはローマをクレオパトラの子供たちに譲る旨が記されていた。ローマ市民のアントニウスへの信頼は地に落ち、元老院もあきれ返った。完全に逆賊に仕立て上げれる準備は整ったのだ。また、プッロはガイアの死に際に妻を殺したことを聞かされる。ガイアを愛してはいたが瞬間、愛は冷め窒息死させ死体を池に捨てた。オクタヴィアは誰の子か分らないが(アントニウスかアグリッパか?)身籠り、オクタヴィアンという女の子を生んだ。

第22話・最終話 「第一の市民」 アクティウムの海戦で決定的な敗北を喫したアントニウスとクレオパトラはエジプトへ敗走し宮殿に籠るが、オクタヴィアヌスは宮殿を包囲して無条件降伏を迫る。万策尽きたアントニウスは死を覚悟するが命を惜しむクレオパトラはアントニウスを自殺させオクタヴィアヌスに引き渡し、自分だけ助かろうとする。そしてクレオパトラはオクタヴィアヌスに会うが、彼の恐ろしさを知り毒蛇で自害する。カエサリオンが本当はプッロの子であることを知らないオクタヴィアヌスは、カエサリオンを殺すつもりであった。捜索を命じられたプッロは、砂漠でヴォレヌスとカエサリオンを発見するが、当然カエサリオンを捕らえる気などない。三人は逃亡を続け、検問でヴォレヌスが負傷する。子供に最期に会わせるため、プッロはローマに帰国する。子供と会って和解したヴォレヌスは死に、プッロはオクタヴィアヌスにカエサリオンとヴォレヌスは死んだと報告する。雑踏の中をプッロはカエサリオンと仲良く歩いて行くのだった。・・・幕

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
アメリカ合衆国のHBOとイギリスのBBCが共同制作した海外ドラマ。総制作費は200億円以上、制作期間は企画から撮影終了まで約8年という破格のもの。ローマ軍第13軍団の百人隊長ヴォレヌスとその部下の軍団兵プッロを中心に、内乱期のローマ共和国が描かれている。ドラマであるため、細部のストーリーは史実とは異なる。2010年公開に向けて映画化される予定である。

2007年 イギリス・アメリカTV ROME ★★★
出演:Kevin McKidd ... Lucius Vorenus
Ray Stevenson ... Titus Pullo
Simon Woods ... Gaius Octavian Caesar
Polly Walker ... Atia of the Julii
Kerry Condon ... Octavia of the Julii、オクタビィア、アティアの娘、オクタヴィウスの姉
James Purefoy ... Mark Antony 、アントニオ、アティアの恋人でありオクタヴィアの夫、クレオパトラの恋人。
Lindsay Duncan ... Servilia of the Junii、セルウィリア、ブルートゥスの母
Tobias Menzies ... Marcus Junius Brutus
Guy Henry ... Cassius、カッシウス、ブルートゥスの戦友。
David Bamber ... Marcus Tullius Cicero
Allen Leech ... Marcus Vipsanius Agrippa、アグリッパ、オクタヴィアヌスの部下でありオクタヴィアの恋人
Alex Wyndham ... Gaius Maecenas、マエケナス、オクタヴィアヌスの部下
Nicholas Woodeson ... Posca
Coral Amiga ... Vorena the Elder、ヴォレナ、ヴォレヌスの長女、ちなみに次女も同じ名前。
Lyndsey Marshal ... Cleopatra
Lee Boardman ... Timon、ユダヤ人でアティアの護衛役だったが辞める。ヘロデ王に関わる兄の死でローマを後にする。
Ian McNeice ... Newsreader、でぶの市民へのニュースリポーター
Michael Nardone ... Mascius、マスキウス、ヴォレヌスの2番目の部下、プッロの下。
Chiara Mastalli ... Eirene、エイレネ、プッロの妻、元奴隷
Zuleikha Robinson ... Gaia、黒人女ガイア、プッロの奴隷、嫉妬から妊娠中のエイレネを毒殺する。
Lorcan Cranitch ... Erastes Fulmen