緑川産婦人科の娘兼ナースのるり子は、友達のオカマと遊んでいた。オカマが尻振りながら早く突っ込めと言われ興ざめしたので、院内に食い物を探しに行くと泥棒と出会う。女ながら下ネタギャグをかまし話題をそらし、得意の拳法(かっこうだけのようだ)で撃退した。この病院は、るり子の祖父・陽一が妻を殺害し自殺してから、めっきり患者が減り、今ではるり子の父の愛人ひかるしか客がいなかった。(妊娠していない愛人が客として価値があるかは、この際目をつむってて下さい。)そんな時、父の弟れんが現れ実験室を貸してくれと言いにきた。彼は愛人の精神科医と2人で死んだ陽一が研究していた妊娠期間低減剤(これは赤ちゃんを早く発育させる薬なんですが、そんなん有りか!母体はどうなる?)であるエボリューションを完成、販売したかったのだ。祖父が死んだ原因も未完のエボリューションを妊娠した妻に同意の上、投薬しゾンビ化したのだった。(自分の妻、子を実験台にするってのも現実感希薄ですがぁ、コメディだからまあ、いいか。)・・・

ソンビ・オブ・ザ・デッド3 amazon
題名がシリーズ化していても関係ないって、よくありますが、これは3になって洋画から邦画にチェンジ。更にエロ・コメ・ゾンビ映画に変身してました。下ネタ漫才→ゾンビ薬(エヴォリューション&エヴォリューションキング)→主人公食われちゃった→夢オチ→本当に夢なのか、というように変幻自在に変わる下らなさ抜群の映画です。暇つぶしの時に見るには最適ですが、真面目に取り組むのはどうか?という作品でした。

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2006年 日本OV ☆
監督:岡崎喜之
出演:椎名愛、 夏井亜美、 児玉安男、 松本亜璃沙