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ロサンゼルスの街で、チェーンソーによる連続殺人事件が発生。美女たちが体を餌にバーで男を引っ掛け、モーテルへ連れ込んだり、家に訪問して、チェーンソーで八つ裂きにしていたのである。その数日前、私立探偵のジャックは家出娘サマンサを探す任務を引き受けた。そして、警察の証拠品からメルセデスという女の電話番号が書かれたマッチをくすねる。その女に電話するとバーで待ち合わせする事になった。危険を承知でバーへ向かうジャック。そして、そのバーでストリップするサマンサを見つけ出すが、メルセデスに眠り薬を飲まされてしまった。そして彼は意識を失っている間に謎の美女集団に捕らえられてしまった。実は彼女たちはチェーンソーを信奉し生贄の儀式を行うカルト教団(神の名はホリス、起源はエジプト)のメンバーで、教祖の命令によって次々と男どもの身体をバラバラにしていたのだ。危うく彼女らに殺されそうになるジャックだったが、親友の仇を討つために教団に潜入していたサマンサに助けられ危機を脱する。ジャックはサマンサと協力し、倉庫を寺院代わりにしている教団の壊滅に乗り出す。・・・
 


話は探偵ジャックがナレーターになり、進んでいきます。カルト教団の話ですが、これホラー・コメディですね。裸の女が血まみれになり、切り刻んだ腕がポンポン飛んでいくのですが全然恐くありません。バカさ加減満杯で大笑いしてしまいました。後半も倉庫をエジプトの寺院風に改造して儀式を行うカルト教団。出てくるキャラもエジプトの衣装がアンマッチな手下、火を扱う手品師、カルト教団の先祖の血を注射され洗脳されたサマンサがダブルチェーンソーを持って踊る「処女?のダブル・チェーンソーの舞い」(でも踊っているという感じじゃないよ・・・超脱力)、そして太った教祖様・・・この人結局サマンサに腹切られて死ぬんですが、死体は消えちゃった。こいつだけは本物の幽霊だったのかな?(因みに、この俳優さん、ガンナー・ハンセンはレザーフェイスで超有名ですよね。でも今回はチェーンソーで暴れません。)その後、まったく気合が入っていないメルセデスとサマンサのチェーンソー・チャンバラで終わります。そして映画が終わったら、続編の予告のクレジットがぁ。題は 「Student chainsaw nurse~電動ノコギリ看護学生」ですと。本作がハリウッド電動ノコギリ娼婦でしたから、続編の題名もあきれ返ってしまいます。実際こんな映画は作られていないですが、お遊びでした。とにかくアホに徹底して作ってあって楽しい映画で満足でしたyo。鑑賞中にハーシェル・ゴードン・ルイスの作品を思い出しましたね。

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1988年 アメリカ映画 Hollywood Chainsaw Hookers
監督、製作、脚本:Fred Olen Ray
脚本:T.L. Lankford
製作総指揮:James Golff、Nick Marino、Salvatore Richichi
音楽:Michael Perilstein
出演:Gunnar Hansen ... The Stranger、カルト教団教祖様
Linnea Quigley ... Samantha
Jay Richardson ... Jack Chandler
Dawn Wildsmith ... Lori
Michelle Bauer ... Mercedes (as Michelle McLellan)
Esther Elise ... Lisa (as Esther Alise)
Tricia Burns ... Ilsa
Fox Harris ... Hermie (as Jerry Fox)、2番目の犠牲者、バットの製造販売をしている。
Jimmy Williams ... Bo、シアトルからLAに仕事で来ていた男、最初の犠牲者。
Michael Sonye ... Jake The Bartender (as Dukey Flyswatter)
Susie Wilson ... Sally、ジャックの恋人