風車小屋共々焼死したと目されていたフランケンシュタイン男爵(コリン・クライヴ)の怪物(ボリス・カーロフ)は、生きていた。焼け落ちた風車小屋から脱出した怪物は、盲目の老隠遁者の小屋の中に逃げ込み、彼の奏でるヴァイオリンの音を契機に人間性に開眼、友達になり片言英語を教えてもらう。

フランケンシュタインの花嫁 amazon


しかし、たまたま訪れた狩猟家たちに束の間の幸福は破られる。そして逃げた先の墓地で怪物を発見したのは、死体探しにやってきたプレトリアス博士(アーネスト・セシガー)。彼は独自に編み出した生命創造術を援用し、怪物に花嫁を与えるという目論見を持っていた。そして協力を嫌がるフランケンシュタインの妻を誘拐し、強制的に手伝わせる。そしてついに、女型の人造人間‘The Mate’(エルザ・ランチェスター)が誕生する。だが、その‘花嫁‘に拒絶され意気消沈した怪物は自暴自棄になり、フランケンシュタイン博士を逃がし、‘The Mate’とプレトリアス共々実験室ごと自爆してしまった。・・・幕

冒頭に原作者メアリー・シェリーが登場しての続編の紹介です。中々お洒落な演出じゃありませんか。なんか嬉しくなりました。今回のフランケンシュタインの怪物は話も出来るようになるし、より人間に近くなっています。そしてラストも花嫁に振られやけになってしまう怪物。女は死体から生き返っても、わがままでした。仲間の怪物よりヘンリー・フランケンシュタインを気に入ってしまうのですからね。あーあ、女性は恐い。けど好きでっす。(笑)

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1935年 アメリカ Bride of Frankenstein ★★☆
監督:James Whale
脚本:William Hurlbut
原作:Mary Shelley(novel "Frankenstein")
製作:Carl Laemmle Jr
音楽:Franz Waxman
出演:Boris Karloff ... The Monster (as Karloff)
Colin Clive ... Baron Henry von Frankenstein
Valerie Hobson ... Elizabeth von Frankenstein
Ernest Thesiger ... Dr. Pretorius
Elsa Lanchester ... Mary Wollstonecraft Shelley / The Monster's Bride (as ?)