10ヶ月かかって念願の家を自分で作り上げたビル。彼は前妻と離婚してクレアと再婚した。ビルはトッドとジェシカ、クレアはジミー(父親は死んだ)という連れ子がいて、みんなで一緒に住むのだ。ビルは建てた家の横にある古い小屋が気になり、扉の錠を壊して入った。すると、中には大きな家の模型(ドールハウス)があり、それをガレージに持ってくる。ジェシカの誕生パーティーの前日、プレゼントとして買った自転車が自然に動いた車とぶつかり壊れてしまった。そこでビルは、この模型を見た瞬間、邪悪な霊気を感じた為、独自に調査を開始する。・・・


原題を見るとドールハウスとは、はて・・・それはアミティビルのあの家の模型の事を指し、それが悪霊の巣であり、それが引き起こす話だったのです。といっても映画の中ではアミティビルのアの字も出てきません。模型の形が一緒なだけで、アミティビル・ドール・ハウスという題は、チャンチャラおかしいでっす。今までの2作目から6作目までは、すべて1作目の続編という形でしたが、これは続編どころじゃない。まったく異質な話です。恐怖シーンは皆無、特殊メイクもジミーのパパがゾンビ風で作ってあるだけで、ドールハウスの悪霊はショボイし、ラストの家の炎上シーンもどう見ても1960年代のTV風、ミニチュアの炎上とモロ分かりでした。この映画、ホントに1996年製なのか?と眼を疑う出来です。

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1996年 アメリカ AMITYVILLE:DOLLHOUSE  ☆
監督、製作:Steve White
脚本:Joshua Michael Stern
音楽:Ray Colcord
出演:Robin Thomas ... Bill Martin
Starr Andreeff ... Claire Martin (as Starr Adreeff)
Allen Cutler ... Todd Martin
Rachel Duncan ... Jessica Martin
Jarrett Lennon ... Jimmy Martin
Clayton Murray ... Jimmy's Father
Franc Ross ... Tobias
Lenore Kasdorf ... Aunt Marla
Lisa Robin Kelly ... Dana