徳川と豊臣の戦いもいよいよ終盤を迎えていた戦国時代末期。少女あずみは徳川の刺客となり、これまでの過酷な修行と激しい攻防の末に唯一生き残った仲間・ながらと共に最後の標的・真田昌幸を追っていた。そんなある日、敵の追っ手に狙われた彼女は夜盗軍団のひとり・銀角に救われる。しかも彼は、かつてあずみが暗殺者として独り立ちするため、自らの手で斬った初恋の青年・なちと瓜二つだった。以来、銀角への想いと自らの宿命に揺れるあずみ。その頃、真田軍は最強の忍び上野甲賀衆を集結させ、応戦の準備を着々と整えていた。・・・

あずみ2 amazon
刺客の使命(戦をなくす為に敵を切る)と一般人・千代や銀角の考え方に挟まれて考え込むあずみの姿が印象的でした。殺陣のアクションは、相変わらずの華麗さ、かっこいいあずみです。また、上野甲賀衆のサイバーティックな衣装や武器は、派手で面白かったです。(とても戦国時代の代物じゃない、アンマッチとわかっていますが面白かった。)特に六派のブーメラン刀の殺傷力、迫力はGOOD。最後に甲賀のスパイで伊賀に忍び込む「こずえ」こと栗山千秋さん。この冷淡な顔のイメージ(キルビルのイメージ)・・・脱しきれないんじゃない?女優なら違うイメージも追及した方が良いと思うんですけど。オイラが見ないジャンルであるのかもしれないけどね。

2005年 日本 ★★☆ 
監督:金子修介
原作:小山ゆう 『あずみ』(小学館『ビッグコミックスペリオール』連載)
脚本:水島力也 川尻善昭
音楽:川村栄二
出演:上戸彩(あずみ)
石垣佑磨(ながら)
栗山千明(こずえ)
小栗旬(銀角/なち、一人二役)
北村一輝(井上勘兵衛、真田昌幸の家臣)
遠藤憲一(金角、夜盗の頭)
宍戸開(服部半蔵、伊賀忍者)
坂口拓(土蜘蛛、上野甲賀衆)
謙吾(六波、ろっぱ、上野甲賀衆)
前田愛(千代)
永澤俊矢(真田幸村、昌幸の息子)
神山繁(南光坊天海、徳川側、あずみのボス)
高島礼子(空如、上野甲賀衆の頭)
平幹二朗(真田昌幸)