1988年10月30日、マイケルの引き起こした悪夢のような殺人事件から10年後、以前の事件のガス爆発で焼死したかに思われたマイケルであったが、死んではおらず、意識不明のまま再びリッジモンド療養所(精神病院)の地下病棟に収容されていた。しかし10年以上マイケルを病院内で入院させ、我慢の限界を迎えた病院長は、ルーミスに無断でマイケルをスミスグローブの別の病院(1作目と同じ、またスミスグローブでっす。)に移送させる。マイケルを移送する救急車の中、ハドン・フィールドにローリーの遺児であるジェイミー(マイケルの姪。ローリーは11ヶ月前に旦那共々死亡。)がレイチェルの父母に引き取られ暮らしている事を医師達の会話で知ったマイケルは、突如覚醒。救急車内の人間を皆殺しにして、ハドン・フィールドへ向かう。一方、マイケル移送の事実を知り病院を訪れていたルーミス医師は、そこでマイケルを搬送した救急車が事故を起こし搬送員が死んだという連絡を聞き、マイケルがジェイミーの命を狙っている事を察知する。そして1988年10月31日ハロウィンの日、ハドンフィールドで再び惨劇の幕が開ける。・・・

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ハロウィンの第4弾。3作目が別の話なので、2作目の10年後という設定でスタートします。マイケルも意識不明で生きていたり、なんとルーミス医師も生きています。ガス爆発もなんのその。ルーミスはマイケルの事を「人間じゃない、悪魔だ。」と相変わらず連呼していますが、言うてる本人も人間じゃない。あの大爆発の中、生きれる訳ないじゃん。[E:wink] 物語はマイケルが移送され、おなじみの脱走となりますが、こんな凶悪犯、、、意識不明といえども医者3人、看護婦1人の体制で移送はありえないでしょ。最低ゴツイ警備員2人位連れてこなくちゃ。さて、ハロウィンの日、ジェイミーが選んだピエロの衣装・・・なんか1の幼いマイケルと似た衣装だなぁと思っているとぉ、、驚愕のラストの伏線でした。マイケルはレイチェルに轢かれた後、保安官たちの散弾銃でめった撃ちされてハドンフィールド郊外の田舎の穴に転落、死んだようでした?。家に無事に帰ったレイチェルとジェイミーでしたが、2階でレイチェルの母がジェイミーをお風呂に入れようと用意している時、ジェイミーが錯乱。ナイフを手にして刺したのです。まるで幼いマイケルが姉を殺した時と同じように。その姿を見て「オーー、ノォー」と絶叫するルーミス医師。血は争えない、歴史は繰り返すなのか。マイケルが片付いたと思いきや、今度はジェイミーか、ルーミスの心はボロボロっすねぇ。巷の評判は悪い4作目で、カーペンターは製作を降板しましたが、オイラ的には面白かったです。エロシーンはケリーとブロディの絡みが少しあるだけでしたが、殺人方法は手で頭を砕いたり、銃で突き刺したりしてますから、ありきたりのナイフ一辺倒ではなかったしね。最後に、今回マイケルの殺した人数を書きます。まず移送中の荷台の医者の頭に指をめり込ませ1人、そして他の医者2人と看護婦1人、GSの親父とドラッグストアのおばんで2人、発電所の職員を投げ飛ばし電気ショック死させ1人、警察署内職員多数(1人の死体はあるが何人死んだか不明)、保安官助手、保安官の娘ケリーはライフルで串刺し、浮気者のレイチェルの彼氏・ブレイディは頭を持ち上げ握りつぶす。アールと仲間2人をトラック走行中に殺す。以上14人+警察署内不明の死亡者となりました。

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1988年 アメリカ Halloween 4:The Return of Michael Myers
監督:ドワイト・H・リトル
脚本:アラン・B・マッケルロイ
音楽:アラン・ハワース
出演:ドナルド・プレザンス(サム・ルーミス医師)
エリー・コーネル(レイチェル・カッルザース)
ダニエル・ハリス(ジェイミー・ロイド・カッルザース)
ジョージ・P・ウィルバー(マイケル・マイヤーズ)
マイケル・パタキ(ホフマン博士、リッジモンド療養所の副院長)
ボー・スター(ベン・ミーカー保安官)
キャスリーン・キンモント(ケリー・ミーカー、保安官の娘)
サッシャ・ジェンソン(ブレイディ、レイチェルの彼氏だが、ケリーと浮気する。IMDBではブロディですが日本語字幕ではブレイディ。)
ジーン・ロス(アル=アール、前作で子供を殺され自警団を結成。復讐に燃えるがマイケルと間違え庶民を射殺。)