雪山で謎の球体を発見した男はそれを触り、気絶してしまう。まもなく男は気がついたが球体は消えていた。時は流れ宇宙生物学者ヘレンは夕食時に非常事態という事で政府から強制的な緊急招集を受ける。理由は宇宙から謎の物体が軌道を突然変えて、地球に向かっておりマンハッタンに衝突するというものだった。衝突までの時間は76分。時間が迫り、もうあかんと思った時、物体は急減速してセントラルパークに降り立った。それは、青白く光り輝く巨大な球体だった。アメリカ政府が厳戒態勢を敷く中、中から宇宙からの使者クラトゥが出てきた。そして、びびった軍人は発砲してしまい、クラトゥはその場で倒れた。その瞬間、巨大なロボット・ゴートが起動、目から光線を発射して攻撃を開始した。しかし傷ついたクラトゥが「クラトゥ、パラダ、ニクトゥ」と呪文を唱えると、ゴートは攻撃を停止。クラトゥは病院に運ばれ一命はとりとめた。その後、国防長官は科学者の忠告も聞かず、クラトゥに対する尋問をはじめるが、彼は特殊な能力で拘束を解くと施設から姿を消してしまう。クラトゥの目的も判らぬまま世界中がパニックとなる中、彼は協力者にヘレンを選び接触を図る。そしてついに、ヘレンはクラトゥから衝撃の事実を告げられるのだった。・・・

地球が静止する日 amazon
The Day the Earth Stood Still - international launch trailer
1951年のリメイクでっす。ストーリーは似ていますが、完全に同じじゃありません。出だしから、いきなりアルマゲドン風な緊迫感に包まれてるし、人類に警告を与えにきた宇宙人ってのは同じですが、今度のは、即決断。地球の為に人類抹殺計画を実行に移します。そしてクラトゥの言葉を全世界の人間に信じさせる為の、30分だけ地球を停止ってのは無いですねぇ。これが無いと「地球が静止する日」って題名とマッチしていないのじゃないかな?こんな事は前作を見ているオイラだから思うのですが、前作を見ていない人なら、ド迫力CG映像で、題名なんか、すぐに忘れちまうでしょうね。(笑)それだけ作りこみは中々のものだったのです。ゴートの造詣も、すごく巨大で鈍く輝く鉛色のスリム・ボディで迫力ありました。そして今回違う点のメインは、ゴートが分解してロボットの昆虫に変身すること。この虫が人類を滅亡させる最終兵器だったのです。すべてを食べつくし、灰にする虫。そして灰になったら新しい虫が誕生して、爆発的に虫が増えていくのです。これは、むずかゆくて、大変オッソロしいです。ラストは、ヘレンとジェイコブの愛情を見て、クラトゥが考えを変え、虫の攻撃を中止させます。ここの下りは一緒でしたね。
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2008年 アメリカ THE DAY THE EARTH STOOD STILL ★★★
監督:スコット・デリクソン
脚本:デヴィッド・スカルパ
音楽:タイラー・ベイツ
出演:キアヌ・リーヴス(クラトゥ)
ジェニファー・コネリー(ヘレン)
ジェイデン・スミス(ジェイコブ、ヘレンの亡き夫の連れ子)
キャシー・ベイツ(国防長官)